生きた建築ミュージアム・大阪セレクション 大同生命大阪本社ビル
2025年4月3日
ページ番号:647414

選定

令和5(2023)年 選定

[解説]
四つ橋筋と土佐堀通、そして阪神高速道路が交差する地点に建つ、特徴的なデザインをもつ地上19階のランドマーク。大同生命の礎を築いた豪商、加島屋が1925年、屋敷のあったこの地に創業者の一人である実業家・廣岡浅子の親族でもあったW・M・ヴォーリズの設計で、ネオゴシック様式の本社ビルを建てた。高層化された新たな本社ビルは、テラコッタの部材を一部に再利用しながら、垂直性を強調して旧ビルのデザインを引き継いでいる。加えてゴシックのリブ・ヴォールト天井を反転させた、上空に向かって咲く花弁が高層部を支えるような低層部が、地上に緑豊かなオープンスペースを生み出した。大きな吹抜のエントランスホールは、旧ビルを継承したドーム状の光天井で、2階には加島屋から大同生命にいたる社の歴史や廣岡浅子などを紹介するメモリアルホールが設けられている。(髙岡伸一)
※解説文は2023年度の選定当初の内容です。

[概要]
[所在地]大阪市西区江戸堀1-2-1
[建設年]1993年
[設 計]日建設計、一粒社ヴォーリズ建築事務所
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