生きた建築ミュージアム・大阪セレクション OMM
2025年4月10日
ページ番号:647442

選定

令和5(2023)年 選定

[解説]
戦後の大阪の都心部は古くからの問屋がひしめき合い、狭い道路を前にした商いは、慢性的な交通渋滞を引き起こしていた。その問題を解決すべく計画されたのが、問屋街を立体的に積み上げたOMMビル。京阪が終点を天満橋駅から淀屋橋駅まで延伸させたことで生まれた敷地に、当時としては西日本最高の高さを誇る地上22階建の高層ビルが、線路の上空に建設された。ビルの最上階には、自慢の眺望を活かして回転展望レストランが設けられ、1973年からは20階の屋上にビアガーデンがオープンして人気を博した。当初の外装はコンクリートのパネルだったが、1989(平成元)年の改修で、川面と空を大きく映し出す、ガラスカーテンウォールへと替えられている。最近の超高層ビルに高さでは叶わないが、東に大阪城公園、西に中之島を見下ろす絶景は今も健在。(髙岡伸一)
※解説文は2023年度の選定当初の内容です。

[概要]
[所在地]大阪市中央区大手町1-7-31
[建設年]1969年
[設 計]竹中工務店
探している情報が見つからない

このページの作成者・問合せ先
大阪市 都市整備局企画部住宅政策課まちなみ環境グループ
住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所6階)
電話:06-6208-9631
ファックス:06-6202-7064