生きた建築ミュージアム・大阪セレクション 清水猛商店
2025年4月3日
ページ番号:647470

選定

平成25(2013)年 選定

[解説]
船場によく見られる大大阪時代のユニークな近代建築のひとつにみえるが、実はこの3階建は木造。「家具室内装飾」と看板を掲げた店舗の奥には通り庭があり、更に奥には純和風の3階建住宅の居住棟が続く。つまり清水猛商店は店舗のデザインこそ洋風であるが、全体の構成と生活スタイルは、典型的な町家の表屋造りで、船場の商家が町家から西洋建築へと移行する過渡期を示す貴重な事例といえる。これを設計したのは当時住友工作部に所属していた小川安一郎。小川は特に室内装飾を得意とし、住友ビルディングでもその手腕を振るった建築家。(髙岡伸一)
※解説文は2013年度の選定当初の内容です。

[概要]
[所在地]大阪市中央区淡路町3-5-6
[建設年]1924年
[設 計]住友工作部(小川安一郎)
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