生きた建築ミュージアム・大阪セレクション 大阪農林会館
2025年4月3日
ページ番号:648203

選定

令和5(2023)年 選定

[解説]
南船場に建つ近代建築の代表的存在。まだ大阪にレトロ建築ブームが到来する前、2003年に海外のファッションブランドが直営店を構えたことがきっかけで注目を集め、今もファッションやカルチャー系のショップが多く入居する。元は三菱商事の大阪支店として建てられた。同時代の大阪の近代建築と比べると装飾に乏しいが、三菱が建てた東京駅前の「丸ビル」にも通じる合理的で、大きなガラス開口に特徴がある。高い天井も相まって、明るい室内が印象的だ。戦後1949年に大阪農林会館が取得し、当初は食糧統制などを担う事務所が入居していたが、徐々に一般的なテナントビルへと変化、しかしビルの名称は変えずに今に歴史を引き継いでいる。(髙岡伸一)
※解説文は2023年度の選定当初の内容です。

[概要]
[所在地]大阪市中央区南船場3-2-6
[建設年]1930年
[設 計]三菱合資地所部営繕課
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