生きた建築ミュージアム・大阪セレクション 南海ビル[髙島屋大阪店ほか]
2025年4月10日
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選定

平成25(2013)年 選定

[解説]
日本を代表する大通り・御堂筋を南端で受け止めているにふさわしい壮観だ。長い壁面を16本のコリント式壁柱とアーチで整えたデザインに、戦前期に多くの大規模建築を手がけ、中でも鉄道駅や百貨店を得意とした建築家・久野節の手腕が光る。南海鉄道(現南海電気鉄道)が建設したターミナルビルに髙島屋が入居したもので、昭和初期に拡張された御堂筋が大阪のメインストリートとしての地位を築いたことを物語っている。近年、当初の外観を尊重した大改修が行われた。鉄道と百貨店が人々の生活を変えていった昭和時代の象徴は、今も過去の建物を大事にしながら結節点としての機能を果たしている。(倉方俊輔)
※解説文は2013年度の選定当初の内容です。

[概要]
[所在地]大阪市中央区難波5-1-60
[建設年]1932年
[設 計]久野節建築事務所
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