生きた建築ミュージアム・大阪セレクション オーガニックビル
2025年4月3日
ページ番号:648325

選定

平成26(2014)年 選定

[解説]
1986~91年前後のいわゆる「バブル期」の発想の自由さを存分に伝える全国的にも数少ない建築。外壁に132個のポット(植木鉢)が取り付けられている。ポットの形は数種類、植えられた植物も数十種類のヴァリエーションがあるが、それ以上に多様なのは緑の枝振り。「緑化」と十把一絡げに片付けられるものでなく、植物も一つ一つが個性を持っていることに気づかされる。生命讃歌とも言える基本設計者のガエタノ・ペッシェの考え方は、内装のデザインにも遺憾なく発揮されている。バブル期には、全国で外国人デザイナーの起用が流行した。しかし、今や見る影も無いものも少なくない。そんな中で、江戸時代から続く昆布専門店の本社ビルとして建てられた本作は維持も良好。街に生き生きとした驚きを与え続けている。(倉方俊輔)
※解説文は2014年度の選定当初の内容です。

[概要]
[所在地]大阪市中央区南船場4-7-21
[建設年]1993年
[設 計]ガエタノ・ペッシェ、UDコンサルタンツ
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