生きた建築ミュージアム・大阪セレクション 日本橋の家
2025年4月3日
ページ番号:649768

選定

令和5(2023)年 選定

[解説]
奥行き約15m、間口2.9mという細長い敷地の中で、世界中でビッグプロジェクトを手がける設計者の真価が発揮されている。敷地いっぱいに打放しコンクリートの箱をつくり、手前から奥へと平面を4等分、真っ直ぐな階段がそれらを貫いている。奥の3階部分には中庭がとられ、道路沿いの2〜4階は吹き抜けとされて、採光と回遊性、そして外部から想像もつかない空間の驚きが箱の中に満ちているのだ。かつて建築家に惚れ込んで設計を依頼したオーナーは、2〜4階を長く住まいとした後、1〜2階に吹き抜けを新設し、床材を撤去するなどの改修設計を原設計者に依頼した。2016年から不定期の「ギャラリー日本橋の家」として公開を開始。外部からの光や音によって変容する都市居住の空間は今や、大阪中心部からの文化発信という意義も加えている。(倉方俊輔)
※解説文は2023年度の選定当初の内容です。

[概要]
[所在地]大阪市中央区日本橋2-5-15
[建設年]1994年
[設 計]安藤忠雄
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