生きた建築ミュージアム・大阪セレクション 大阪ガス実験集合住宅NEXT21
2025年4月3日
ページ番号:649770

選定

令和5(2023)年 選定

[解説]
この実験住宅にはスケルトン・インフィル方式が全面的に採用されている。「スケルトン」は建築の専門用語で言うと、構造躯体とのこと。柱や梁など建物を支えている要素を指す。「インフィル」はそれ以外の部分。間仕切り壁や内装、ガス管や水道管といった設備などがこれに入る。この2つをきっぱりと分けてつくろうというのが同方式だ。これによって、短期間の取り壊しを避けながら、住まいとしての性能を高めることが可能になる。外部有識者や住民からの提案を柔軟に試みて、現在に至っている。その間に敷地内の木々は育ち、屋上の緑に渡り鳥が観察され、周辺住民との関係も形成されてきた。スケルトン・インフィル方式という先進的な技術に血が通い、これからの都市の生活への指針が得られ続けている。(倉方俊輔)
※解説文は2023年度の選定当初の内容です。

[概要]
[所在地]大阪市天王寺区清水谷6-16
[建設年]1993年
[設 計]大阪ガスNEXT21建設委員会
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