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インフルエンザの基礎知識

[2015年11月12日]

 インフルエンザはインフルエンザウイルスによって引き起こされる呼吸器感染症です。例年、12月下旬から3月上旬が流行シーズンです。
 感染力は強く、感染した人の咳やくしゃみなどによってウイルスが飛び散り、それを吸い込むことによって感染します。ウイルスが付着したものをさわった手で、口や目、鼻の粘膜をさわることでも感染します。また、症状が出る前日から感染力を持つため、気づかないうちに感染を広げる危険性があります。正しい知識をもって、感染を予防しましょう。

インフルエンザの特徴早見表
病原体インフルエンザウイルス
潜伏期間1から5日
感染経路咳やくしゃみによる飛沫感染・接触感染
症状38度以上の高熱、悪寒、頭痛、咳、筋肉痛、関節痛、全身倦怠感、食欲不振などの全身症状。鼻水、のどの痛みや胸の痛みなど。(発熱は3から5日間続き、1週間程で治癒)
感染可能時期症状出現1日前から解熱後2日まで
検査と診断迅速診断キットによる抗原検査が一般的
治療化学療法:タミフル・リレンザなどを症状出現後48時間以内に服用すると効果的。
対症療法:できるだけ安静にし、十分な睡眠と栄養摂取。室内の湿度を50から60%に保持。 脱水症状予防のため水分補給。 
予防ワクチン接種、手洗い・うがい・咳エチケット、人ごみを避ける、温度・湿度をコントロール、規則正しい生活

 次の項目をクリックすると、知りたい内容が見られます。

    ・インフルエンザと普通のかぜの違い     ・インフルエンザウイルスの種類
    ・かかったかなと思った場合の対応      ・予防方法の基本
    ・予防啓発ちらし(大阪市版)           ・インフルエンザ関連情報

インフルエンザと普通のかぜの違い

 インフルエンザは短期間の間にたくさんの人々を巻き込み、幼児から高齢者まで全年齢の人に感染するという点で普通のかぜとはっきり区別されます。とくに、インフルエンザの流行時には、心臓に疾患を持つ人や65歳以上の人々が非流行期より多く死亡するという点でも大きな違いが見られます。
 インフルエンザは、突然現れる高熱、頭痛、関節痛、 筋肉痛など全身の症状が強いのが特徴で、併せてのどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。さらに、気管支炎、肺炎、子どもでは中耳炎、熱性けいれんなどを併発し、重症になることがあるのも特徴です。
 特に高齢者、呼吸器や心臓などに慢性の病気を持つ方は、インフルエンザそのものや、もともとの病気が悪化しやすく、死に至る原因となることもありますので、十分に注意する必要があります。また、近年、10歳以下の子どもがかかると、まれに急性脳症を起こして死亡したり後遺症が残ったりすることがあることが明らかとなり、原因の解明や治療法の研究が進められています。

インフルエンザと普通のかぜの違い(比較)
インフルエンザかぜ
 発熱38度以上の高熱ないかもしくは微熱
 主な症状頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状、のどの痛み、鼻汁など鼻がムズムズする、のどが痛む、水様の鼻汁、くしゃみ、咳など
 悪寒強い軽い
発病急激に発症比較的ゆっくり
 合併症気管支炎、肺炎など少ない
 発生状況流行性散発性

インフルエンザウイルスの種類

 インフルエンザの原因となるインフルエンザウイルスは、A型、B型、C型に大きく分類されます。このうち、大きな流行の原因となるのはA型とB型です。A型インフルエンザウイルスは144種類の型(亜型)に分けられ、そのうち、現在、ヒトの間で流行しているのは、A/H3N2型、A/H1N1型、B型の3種類です。これらのウイルスはさらにそれぞれの中で、毎年のように小さい変異を繰り返します。これらの型が同時期に流行することがあるため、同じシーズンの中でA型インフルエンザに2回かかったり、A型インフルエンザとB型インフルエンザにかかったりすることがあります。また、それぞれの細かい型に対する免疫反応(抵抗力)は少しずつ異なるので、人はインフルエンザウイルスの変異に追いつけず何回もインフルエンザにかかることがあります。

かかったかなと思った場合の対応

 インフルエンザが流行している時期に、突然の発熱や関節痛、咳、のどの痛み、倦怠感(だるさ)があったり、鼻みず、鼻づまりや頭痛などの症状があるときは、インフルエンザに感染している可能性があります。特に、インフルエンザと診断されている人と接触があった場合、その可能性は高まります。
 早めに医療機関を受診し、治療を受けましょう。インフルエンザに有効な薬は、症状が出てから48時間以内に服薬することが必要です。特に、子どもや高齢者、持病をお持ちの方などは、重症化の可能性が比較的高いため、早めにかかりつけ医に相談してください。

受診に関する注意

 受診する前は、あらかじめ医療機関に連絡し、受診時間、受診方法などの指示を受けてください。受診する際は、周囲への感染予防のため、マスクを着用して出かけましょう。
 また、次のような症状を認める場合は、すぐに医療機関を受診してください。一度受診された方でも、いつもと様子が違うな・・・と思う場合は、もう一度診察を受けましょう。

受診をすすめる症状のポイント

小児

大人

□呼吸が速い、息苦しそうにしている
□顔色が悪い(土気色、青白いなど)
□嘔吐や下痢が続いている、尿の出が悪い
□落着きがない、遊ばない、反応が鈍い
□症状が長引いていて悪化してきた

□息苦しそう、または息切れがある
□胸の痛みが続いている
□嘔吐や下痢が続いている
□3日以上、発熱が続いている
□症状が長引いていて悪化してきた

 突然の症状などで、病院に行くことに迷ったら、24時間365日相談できる救急医療相談窓口をご利用ください。症状に応じた救急病院を案内します。(インフルエンザの相談電話ではありません)
      ※救急安心センターおおさか  電話♯7119 または 06-6582-7119

自宅療養に関する注意

 無理をせず、仕事や学校を休んで、自宅で安静を保ち、休養と睡眠を十分にとることが大切です。お茶やスープなどの水分をこまめに摂取しましょう。同居している家族などは、患者からなるべく感染しないように、次のことを心がけてください。
 ※患者の看護をしたあとなど、手をこまめに洗いましょう。
 ※感染している方が子どもの場合には、誰かが必ず見守るようにすることが必要ですが、持病があったり、妊娠している方については、感染している人となるべく別の部屋で過ごすようにするなど、より確実な感染予防を心がけましょう。
 ※看護している方が、持病をもっていたり妊娠している場合は、念のためかかりつけの医師に相談しましょう。医師の判断により、予防のためのお薬が処方されることがあります。
 ※患者には原則マスクを着用してもらいましょう。なお、看護している方がマスクを着用することによる感染予防効果は限定的ですが、患者と接するときにはマスクを着用することで、ある程度は感染を予防できる可能性はあります。
 ※患者の使用した食器類や衣類は通常の洗浄・洗濯及び乾燥により、感染を防ぐことが可能であると考えますが、痰や唾液などで汚染されたものがある場合は、塩素系消毒薬などで30分間浸漬して消毒してから洗濯するほうがよいでしょう。

予防方法の基本

 インフルエンザにかからないようにするためには、ウイルスに感染する機会を減らすことと、ウイルスに負けないように環境や体調を整えることが大切です。特に、乳幼児や高齢者は、家族から感染することが多いため、家族そろって予防策を実行しましょう。

流行前にワクチン接種

 インフルエンザワクチンは、インフルエンザによる重篤な合併症や死亡を予防し、健康被害を最小限に留めることを目的としています。
 ワクチンの効果は、年齢、本人の体調、免疫状況、そのシーズンの流行するウイルスのタイプの変化などによっても変わります。高齢者ではインフルエンザによる死亡を5分の1に、入院を約3分の1から2分の1にまで減少することが期待できるとされています。また、子どもについては、1歳以上6歳未満の幼児では発病を阻止する効果は約20から30%で、1歳未満の乳児では対象症例数が少なく、効果は明らかでなかったという報告があります。
 65歳以上の方や基礎疾患がある方(心臓、腎臓若しくは呼吸器の機能に障がいがあり身の周りの生活を極度に制限される方、又はヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に障がいがあり日常生活がほとんど不可能な方)は、重症化する可能性が高いため、かかりつけの医師とよく相談のうえ、接種をすることをお勧めします。
 わが国のインフルエンザワクチンは、世界保健機関(WHO)が推奨したウイルス株を参考にして、前シーズンの流行状況などからその年の流行の中心となるウイルスを予測し、毎年作られています。ワクチンの効果が期待できるのは、接種後2週間から5カ月程度と考えられていますので、毎年流行シーズンの前(12月上旬頃まで)に接種することをお勧めします。

手洗いを習慣化しましょう

 手洗いはあらゆる感染症の予防に有効です。インフルエンザが流行しているときには、外出するたびに手、顔、衣服にウイルスが付着する可能性があります。外出から帰宅後、トイレの後、食事の前には、手洗いを忘れないように習慣化して予防しましょう。
 ※手洗いは、せっけんを使って、15秒以上、手のひら、手の甲、指の間、指先と爪の間、手首をしっかり洗いましょう。洗った後は清潔なタオルやペーパータオルなどで十分に拭き取りましょう。

咳エチケットをすすめましょう

 咳、くしゃみなどの症状のあるときはマスクを着用し、咳エチケットを心がけましょう。マスクは、薬局やコンビニエンスストア等で購入できる不織布製のマスク(※)や、医療現場で使用されるサージカルマスクが、より予防効果が高くなります。また、健康な人がマスクを着用しても、ウイルスの吸入を完全に予防できるわけではないことに注意が必要です。
 (※)不織布のマスク
   不織布とは「織っていない布」という意味です。繊維あるいは糸等を織ったりせず、熱や化学的な作用によって接着させて布にしたもので、これを用いたマスクを不織布製マスクと言います。

咳エチケットとは・・・
 ◆咳、くしゃみが出る人は、マスクを着けましょう。(または、咳をしている人と接するときはマスクを着けましょう。)
 ◆マスクがなく、咳・くしゃみをするときは、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけ、1m以上離れましょう。(咳やくしゃみのしぶきは約2m飛ぶといわれています)
 ◆咳やくしゃみをおさえた手をせっけんで丁寧に洗いましょう。
 ◆鼻汁・痰などを含んだティッシュは、すぐにふたつきのゴミ箱に捨てられる環境を整えましょう。
 ◆マスクの使用は説明書をよく読んで、正しく着用しましょう。

人ごみを避けましょう

 流行時には、繁華街やデパート、電車など、人の集まるところにはウイルスがたくさんいます。この時期、小さな子どもや高齢者などの外出は、できるだけ人ごみを避けるようにしましょう。どうしても外出が必要な場合は、なるべく混雑しない日にちや時間帯を選び、短時間で済ませるようにしましょう。

温度・湿度をコントロールしましょう

 ウイルスの活動を抑えるには、部屋の温度を適切に保つことが大切です。温度は、20℃前後、湿度は50から60%前後を目安に調節し、1時間に1回は窓を開けて新鮮な空気の入れ替えをしましょう。洗濯物を室内に干すことで部屋の湿度を上げることができます。加湿器を使うなら掃除をこまめにして衛生的にしましょう。

生活リズムを規則正しくしましょう

 体力がないとき、疲れているときはインフルエンザにかかりやすくなります。特に、流行の始まる年末年始は、生活リズムが乱れがちな時期です。規則正しい生活リズムを心がけ、バランスのとれた食事や十分な睡眠(休養)をとり、体調を整え、体力や抵抗力を高めましょう。

ご活用ください

インフルエンザ関連情報

新型インフルエンザについて

このページの作成者・問合せ先

大阪市健康局大阪市保健所感染症対策課感染症グループ

住所: 〒545-0051 大阪市阿倍野区旭町1丁目2番7-1000号(あべのメディックス11階)

電話: 06-6647-0656 ファックス: 06-6647-1029

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