発達障がいについて知ってください
2018年1月3日
ページ番号:115943
平成17年4月1日に発達障害者支援法が施行され、それに基づいた取り組みがスタートしました。
また、平成28年8月1日には、よりよい支援になるように改正法が施行されました。
この法律は、発達障がいのある方が、それぞれのライフステージ(年齢)にあった適切な支援を受けられるように、また、この障がいが広く国民全体に理解されることをめざしています。
発達障がいの特徴のある方は稀な存在ではなく、身近にいることがわかってきています。
発達障がいは、早い時期から周囲の理解が得られ、療育等の支援や環境の調整が行われることが大切です。
本市では「大阪市発達障がいガイド」を作成し、発達障がいのことを知らない方も、発達障がいで困っている方も、このパンフレットを見て、少しでも発達障がいの理解につながればと考えています。

大阪市発達障がいガイド
発達障がいガイド
表紙・裏表紙(発達障がい者支援マップ)(PDF形式, 64.01KB)
2ページ~3ページ(はじめに・発達障がいってなんだろう)(PDF形式, 482.56KB)
4ページ~5ページ(発達障がいの主な特性について)(PDF形式, 456.48KB)
6ページ~7ページ(発達障がいに関する主な相談窓口)(PDF形式, 430.79KB)
8ページ~12ページ(発達障がいに関する支援・制度について)(PDF形式, 890.86KB)
13ページ~15ページ(発達障がい相談・支援機関一覧)(PDF形式, 411.99KB)
発達障がいガイド(全体版)(PDF形式, 1.18MB)
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ここでは「大阪市発達障がいガイド」の内容をもとに発達障がいについて掲載しています。

発達障がいのある方に見られる特徴の一例
- 聞こえているはずなのに、呼びかけても返事をしない、振り向かない
- 周りの同い年のこどもと比べて、言葉の発達が遅れている気がする
- 話をしていても相手の方を見ない
- 友だちとうまく遊べない(人との付き合いが極端に苦手)
- こだわりが強く、興味関心のあることが偏っている
- 短い時間でも、じっとしていられない、黙っていられない
- 集中できない、待たなければいけないときに待てない
- 考えるよりも先に、急に行動してしまう
- 読むことが極端に苦手など、読むことができるけど、書字が苦手など、読み書きの問題が見られる

発達障がいとは
発達障がいの原因はまだよくわかっていませんが、現在では脳機能の障がいと考えられており、小さい頃からその症状が現れています。早い時期から周囲の理解が得られ、能力を伸ばすための療育等の必要な支援や環境の調整が行われることが大切です。
発達障害者支援法では、「発達障がい」、「発達障がい者」を次のように定義しています。
発達障がいとは、「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」、発達障がい者とは「発達障害がある者であって、発達障害及び社会的障壁(※)により日常生活または社会生活に制限を受けるもの」と定義されてます。
(※)社会的障壁・・・発達障がいがある者にとって日常生活・社会生活を営む上で障壁となるような社会における事物、制度、慣行、観念その他一切のもの。
※ここでは、主に発達障害者支援法に定義されている障がい名に基づいて記載しています。


自閉スペクトラム症(ASD)とは‥
対人関係、社会性、コミュニケーションの面において、総合的なやりとりを言語、表情、身振りなどを適切に用いながら行うことが苦手です。
例えば、相手の気持ちを読み取ったり、たくさんの言葉を知っていてもその場に相応しい言葉を選ぶことが難しい場合がみられます。
また特定のことへの興味・関心が強かったり、こだわりが強く予定の変更が苦手な場合もみられます。また感覚面での敏感さへ鈍感さも持っていることもあります。

注意欠陥多動性障がい(ADHD)とは‥
集中できない(不注意)、じっとしていられない(多動・多弁)、考えるよりも先に動く(衝動的な行動)などを特徴としています。
例えば、注意力や集中力が続かなくて、興味の対象が次々変わり、そのせいで忘れ物も多くなります。気になったら我慢できず、後のことは考えずに動いてしまいます。じっとしている事が苦手で、歩き回ったり、ずっと身体のどこかを動かしていることが多いです。でも、気配り名人で、困っている人がいれば誰よりも早く気づくことができます。

学習障がい(LD)とは‥
全般的な知的発達に遅れはないのに、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなどのうち、極端に苦手なことがあります。
例えば、読むことが苦手な場合、内容を読みあげてもらったり、メモをとることが苦手な場合、ボイスレコーダーやカメラを使って記録するなど、他の方法を取り入れる工夫をすることで苦手なことにも対応しやすくなります。

相談できるところ
『発達障がい者支援マップ』から検索してみてください。
発達障がい者支援マップは、大阪市の発達障がいについての相談機関をまとめたホームページです。
発達障がいのある方やそのご家族が、どこに行けばどのような支援が受けられるか、年齢と相談内容に応じた相談機関を探せるようになっています。

支援事業など
『発達障がいのある方への支援』をご覧ください。
発達障がいのある方やそのご家族を対象に、大阪市で行っている事業を掲載しています。
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このページの作成者・問合せ先
大阪市 福祉局心身障がい者リハビリテーションセンター相談課発達障がい者支援グループ(発達障がい者支援室)
住所:〒547-0026 大阪市平野区喜連西6丁目2番55号(3階)
電話:06-6797-6560
ファックス:06-6797-8222