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大阪市立心身障がい者リハビリテーションセンター研究紀要

2021年5月28日

ページ番号:410711

研究紀要とは

 大阪市立心身障がい者リハビリテーションセンターでは、障がいのある方とその家族の福祉の向上を図るため、医学・心理学・工学・社会学・職業などの分野にわたる総合的な研究を行っています。その成果について、「研究紀要」を発行し普及を図っています。最新号については、下記からご覧になることが出来ます。なお、過去の研究紀要は冊子形式で市民情報プラザ(大阪市役所1階)、大阪市立公文書館大阪市立中央図書館でご覧いただけます。

研究紀要(第34号) 令和2年8月発行

※最新号

【調査研究】

  • 知的障がい者における樹木画テストの特徴~樹冠に対する幹の高さからの検討~(PDF形式, 414.29KB)

    樹木画テストは,木を1本描いてもらう投映検査法である。短時間かつ容易に実施できることもあり,大阪市立心身障がい者リハビリテーションセンターでも多用している。絵には根,幹,枝,葉,樹冠などが描かれるが,一谷らによると,樹冠に対する幹の高さの比率は,幼児期から成人までの年齢にかけて減少し続けることが示されている。また,山下らは,樹冠比の年齢的な変化に着目し,加齢に伴い樹冠比は減少することを明らかにし,樹冠比は発達の指標の1つであるとした。原らは,知的障がい者についても,樹冠比は加齢に伴って減少していくことを示しているが,一方,高橋らは,知的障がい者の樹木画では,成人の描画であっても樹冠が小さく,幹が長いことを指摘している。本研究では,樹木画テストにより描かれた樹冠比に着目し,知能検査で示された精神年齢(発達年齢)及び社会参加の状況との関連について検討する。

  • 親子通園の保護者への支援と理解~日常の療育場面を撮影し、映像を見ながら子どもとの関わり方を学ぶ~(PDF形式, 276.27KB)

    日頃の親子通園において、保護者からの相談を受けることも多い。保護者からは、まだ喋れていない子やうまく言葉を伝えられない子のコミュニケーションに関することや他児が遊んでいるおもちゃを取る、走り回る、他児を押すなどの行動面に関することなどどう接してよいかわからず、保護者にとっては不安や悩みとなる。職員は療育中保護者に伝えられる件に対してはその場で対応しているが、専門性が必要な相談に関しては後日保護者に説明させていただいている。療育場面では保護者に対して説明できる時間も限られており、子どもの活動がメインであるためたとえ説明させていただいたとしても話が途中で終わってしまうことがよくある。そこで今回、療育場面をビデオ撮影し、その映像を一緒に見ながら保護者と言語聴覚士が気軽に話せるお話し会を実施した。

  • 大阪市援助技術方式 Smart Seating Systems for PD〜パーキンソン病による姿勢・動作障がいに対するシーティングシステムの構築~(PDF形式, 1.21MB)

    大阪市援助技術研究室では、平成27年度から平成31年度までの5年間、パーキンソン病による姿勢・動作障がいの問題解決手法としての新たなシーティング・システム「Smart Seating Systems for PD(以下SSSPDと略す)」の研究開発を行ってきた。その最終仕様も決定し、研究開発の概要と経緯について、国内外の関連学会において報告を行い、その意義・目的と効果性についても高評価を得ることができた。今後は、本システムをどのように普及していくかが課題となっている。本稿では、SSSPDの具体的な普及を図るための今後の活動方針と方法についてまとめ報告する。

  • 災害対策としての医療機器・福祉用具の非常用電源確保の提案~自助の整備と共助へつなげる取り組み~(PDF形式, 840.83KB)

    近年、全国各地域で大規模な災害が発生し、その影響による長期停電で医療機器・福祉用具を使用している難病の人は生命維持・健康管理が脅かされている。そこで、東日本大震災を中心に難病の人の被災経験、災害状況の報告、災害対策指針等から、災害時の問題点・困難点と必要な災害対策を調査した。問題点として最多数あげられていた停電対策について、当研究室が実施する相談事業の対象である福祉用具において機種別の対応策を調査した結果を示した。あわせて医療機器の停電対応と非常用電源の確保方法について、災害対策指針に基づいてまとめた。この方法に基づいて、当研究室の利用者2例の医療機器と福祉用具をあわせた非常用電源確保の整備方法について報告する。自助活動としてのこれらの整備とあわせて、災害時適切に避難したり、非常用電源機器を活用して在宅生活を継続するための、身近な支援者や近隣住民との共助への取り組みに繋げる必要性について提案する。

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【報告】

  • 福祉用具支援技術サービスに関する国際連携~福祉用具研究開発における国際連携の意義と目的〜(PDF形式, 1.29MB)

    大阪市援助技術研究室では、これまで海外の福祉用具に関連する主要機関等との連携を図ってきた。その中で、筆者は、リハビリテーション工学協会の国際担当理事として、2000年の北米、欧州、豪州、日本の4協会の連携協議会設立、2015年の韓国、台湾、日本の連携協議会の設立に貢献してきた。2019年からは、当研究室と韓国国立リハビリテーションセンターと中央補助機器センター(アシスティブテクノロジー室(援助技術研究室))との連携を図り、研究開発と技術移転のための教育システムなどについて、情報・意見交換を行うこととした。今回、韓国側の企画により、職員向けの技術講習、地域支援機関等関係者への情報提供、意見交換、事例検討に対する指導・助言等を2019年11月に韓国・ソウル市にて実施した。その概要とともに、韓国における福祉用具支援サービスの現状と課題を報告し、国際連携を通じて得られる事業的意義・目的についてまとめる。

  • 公務部門における障がい者雇用支援のあり方について~より良い働き方や支援のあり方を探る~(PDF形式, 488.46KB)

    2018年8月28日の関係閣僚会議で中央省庁による障害者雇用の水増しが発覚して以降、公務部門における障害者雇用の支援のあり方が注目されている。大阪市においては知的障がいのある人の2週間の職場実習や市単独でのジョブコーチを配置するなど、平成12年度より全国に先駆けた取り組みを実施してきている。公務部門で本来雇用すべき雇用率未達成が判明後、急速に雇用の受け皿が拡大している今、働く環境の整備や支援のあり方が問われている。本論文では、各福祉圏域に設置されている障がい者就業・生活支援センターにおける支援の現状を明らかにするとともに、率先垂範する立場である公務部門における支援力向上のための職場適応支援者養成セミナーの実施状況や、公務部門における適切な雇用管理や支援のあり方について考察するものとする。

  • 「働くためのカラダづくり講座」における報告・今後の展開~障がいがある方の就労支援について~(PDF形式, 550.48KB)

    2008年4月に大阪市職業リハビリテーションセンターに精神障がいがある人を対象とした職業訓練、ワークアドバンスト科を開設。その後、2016年10月に発達障がいがある人を対象とした職業訓練、ジョブコミュニケーション科を開設。仕事に必要なパソコンスキルやビジネスマナー等を学ぶ中で、2017年より働くための体力づくりの一環として「働くためのカラダづくり講座」をカリキュラムに組み込んだ。現在は両科合同で訓練生の交流も兼ねて月に1度の頻度で実施している。その取り組み内容や成果、訓練効果について報告する。

  • ペアレント・トレーニングが発達障がい児を養育する親のレジリエンス向上に与える影響~実践報告会の参加者体験談から~(PDF形式, 1.78MB)

    発達障がい児を養育する親は、子育ての中で様々な不安や困難に直面しやすく、育児ストレスが高いと言われており、親支援の重要性が指摘されている。ペアレント・トレーニング(以下、「ペアトレ」という)は親支援の重要なメニューの1つに位置づけされており、大阪市発達障がい者支援センターでは、平成25年度よりグループ形式のペアトレを実施している。平成31年3月に実施した「ペアレント・トレーニング実践報告会」では、平成30年度のペアトレ参加者から代表して6人の保護者が、ペアトレを受講した効果を話してくれた。養育困難があるにも関わらず、前向きに育児を捉える過程をレジリエンスととらえ、ペアトレが養育にどのように前向きな影響を与えているのかについて、参加者体験談の内容から検討する。

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研究紀要(第33号) 令和元年7月発行

【調査研究】

  • パーキンソン病による姿勢・動作障がいへの椅子の研究開発
    ~Smart Seating Systems Ver.3 for Parkinson's disease~ 
  • 支援技術間の相互連携による福祉用具(補装具)の利用効果促進
    ~医学的リハビリテーションと補装具との連携について~
  • 重度障害者用意思伝達装置の支援サービスのあり方・すすめ方
    ~筋萎縮性側索硬化症のコミュニケーション障がいに対する総合的な支援~

【報告】

  • 車いす体験講習会等を通じて貰った大切なこと
    ~障がいのある方への理解 「感じる」「気付く」そして「行動」へ~
  • 大阪市更生療育センター(更生部門)の現状と課題について
    ~社会資源であり続け、活きる力を高めるために~
  • 在宅就業支援体制構築モデル事業の取り組みについて
  • 職業リハビリテーションセンター 余暇活動の取り組みについて
  • 知的障がいのある方における介護員資格取得・就労支援事業
    ~3年の取り組みについて~
  • 職場適応援助者(ジョブコーチ)支援事業を活用した支援の報告

研究紀要(第32号) 平成30年6月発行

【論説】

  • 判定はいかに裁かれるか
    ~障がい者福祉行政訴訟判例からの考察~

【調査研究】

  • 療育手帳の取得による社会的包摂
    ~成人後に手帳取得した人たちの「その後」から~
  • パーキンソン病への総合的福祉用具支援サービスの構築
  • 補装具費支給制度における貸与方式導入に関する考察
    ~リハビリテーション・エンジニアリングサービスの必要性について~
  • 筋萎縮性側索硬化症への総合的福祉用具支援サービス

【報告】

  • 親子分離型通園の導入について
    ~療育内容や療育環境・保護者支援について考える~
  • ナビゲーションシート作成にかかるグループワーク
    ~自閉症スペクトラムの青年たちとともに~
  • 農園生活による個と集団の変容
    ~自然農と“基地”づくりを通して~

研究紀要(第31号) 平成29年7月発行

【調査研究】

  • 更生医療による人工関節等置換術の現状と今後の課題
    ~最近4年間の経年変化と障がい認定基準改正を踏まえて~
  • FIMから見た身体障がい者通所肢体訓練事業の事業効果
    ~生活期リハビリテーションを支えるために~

【報告】

  • 大阪市更生療育センターにおける通所訓練事業について
  • パーキンソン病に対する福祉用具支援サービスの構築
    ~姿勢制御障害及び二次的脊柱変形に対するシーティングアプローチ~
  • 障害者支援機器活用センター(仮称:テクノエイドセンター)構想
    ~国の動静を含めた今後の適正な福祉用具支援サービスのあり方・すすめ方~
  • 難病の人への福祉用具支援サービスの構築への取り組み
    ~アドバイザリーサービスによる普及の促進~
  • 発達障がいのある人の職業能力開発訓練
    ~『ジョブ・コミュニケーション科』の開設~
  • 大阪市職業指導センターにおける体験入校の取り組みについて
  • フォークリフト運転技能準備講習の取り組みについて

研究紀要(第30号) 平成28年7月発行

【論説】

  • 大阪市職業リハビリテーションセンターの就業支援を振り返る -創立30周年にあたって-

【調査研究】

  • 聴覚障がい手帳診断における「非該当」事例の実態と課題
  • 療育手帳判定における知的能力測定をどう考えるか
  • パーキンソン病患者用シーティングユニットの研究開発 SMART-WCS for Parkinson's disease
  • フィージビリティスタディ手法を用いた福祉用具適合支援サービス
    ~重度障がいのある人への福祉用具支援サービスの可能性と有効性について~

【報告】

  • 利用者を中心とした福祉用具研究・開発のしくみづくり
    ~福祉用具シーズ・ニーズのマッチング~
  • 福祉用具適合支援技術に関する技術移転
    ~職種別教育システムの再考について~
  • 障がい者就職支援プログラムでの取り組みについて
  • 学生インターンシップから見えてくること
    ~大阪障害者雇用支援ネットワークの取り組みから~
  • グループワークによる感情のコントロールの取り組み(その2) 
    ~自閉症スペクトラムの青年たちとともに~
  • 自立訓練(生活訓練)の実践報告  発達段階に合わせた取り組みを目指して
  • 医療型発達支援センターに在籍する児童へのグループ指導の取り組みについて

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このページの作成者・問合せ先

大阪市 福祉局心身障がい者リハビリテーションセンター管理課

住所:〒547-0026 大阪市平野区喜連西6丁目2番55号(3階)

電話:06-6797-6501

ファックス:06-6797-8222

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