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報道発表資料 路上喫煙対策の実効性の向上に向けた実態把握・検証について(最終とりまとめ)

2025年12月25日

ページ番号:667993

問合せ先:環境局 事業部 事業管理課 路上喫煙対策担当(06-6630-3255)

令和7年12月25日 14時発表

 大阪市は、大阪市内全域で路上喫煙を禁止する「大阪市路上喫煙の防止に関する条例」の改正条例施行後の路上喫煙の実態を確認するため、路上喫煙の実態把握、検証を行い、令和7年9月に中間とりまとめとして、「対策の優先度が高いエリア」として63エリアを特定しました。(令和7年9月19日報道発表済み
 その後、大阪・関西万博の閉幕後の平常時における動向を確認するため、万博終了後も調査を実施したうえで、最終とりまとめとして各エリアの具体的な対策を策定しました。

1 調査内容

  1. 路上喫煙対策にかかるアンケート
    改正条例施行後の各対策にかかる効果を把握し、今後の対策の参考にするため、市民向けインターネットアンケート調査を実施。
  2. 路上喫煙の実態調査(定点調査)
    改正条例施行後の路上喫煙の実態を把握するため、万博閉幕後の平常時に定点調査を実施。

2 調査結果

1.路上喫煙対策にかかるアンケート
  • 路上喫煙禁止の認知度については、全体で81.0パーセント、喫煙者は95.6パーセントでした。
  • 喫煙所の確保状況については、肯定的意見が全体で51.0パーセント、喫煙者は40.9パーセント、非喫煙者は54.8パーセントでした。
  • 施策の改善点については、喫煙所の増設を喫煙者の51.2パーセントが求めている一方、非喫煙者は22.4パーセントであり、非喫煙者は過料の増額(34.4パーセント)、啓発指導の強化(31.2パーセント)などを求めています。
2.路上喫煙の実態調査(定点調査)
  • 市全体の路上喫煙率(改正条例施行前後の比較)
0.24パーセント⇒0.15パーセント (改正条例施行前と比べて約4割(0.09パーセント)減)
  • 対策の優先度が高いエリア(局選定49エリア)の結果
路上喫煙率:0.31パーセント(市全体(0.15パーセント)と比べて約2倍)
吸い殻の数:12本/100メートル(市全体(15本/100メートル)と同程度)

3 具体的な対策について

 「対策の優先度が高いエリア」の具体的な対策については、定点調査等の結果を踏まえた各エリアの評価に応じて、新たな喫煙所の確保及び啓発指導体制の強化を行います。

  • 喫煙所の確保:63エリア 
  • 路上喫煙防止指導員等の指導・巡回強化:15エリア
  • 啓発員による普及啓発:44エリア

4 最後に

 今回とりまとめた具体的対策について、令和7年度中に実施可能な対策を確実に進めるとともに、本格的な対策は令和8年度以降、順次進めていくことで、路上喫煙のない美しいまちの実現をめざします。

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