報道発表資料 アマチュア野球におけるAIを活用した「ロボット審判」の実証実験を支援します
2025年11月4日
ページ番号:664147
問合せ先:経済戦略局産業振興部イノベーション課(06‐6615‐3723)
令和7年11月4日 14時発表
同時資料提供:大阪経済記者クラブ、大阪科学・大学記者クラブ
大阪市は、成長産業の振興等を図るため、民間事業者等による先端技術を活用した実証実験を支援しています。
このたび、IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム「AIDOR(アイドル)エクスペリメンテーション」として、ロボット審判プロジェクトがGOSANDO(ゴサンドウ)南港野球場において実施する3D StereoDepthCamera(スリーディー・ステレオ・デプス・カメラ)による「ロボット審判」の実証実験を支援します。
近年、少年野球などアマチュア野球の競技人口が減少し、審判員等の人員不足がチーム運営での課題となっており、AI等によるテクノロジーを活用した「ロボット審判」は、人員不足の解消やストライク判定の質向上につながると注目が集まっています。
今回の実証実験では、ロボット審判を通常の捕手後方の審判位置に設置し、3D画像とAIを組み合わせ、投球されたボール位置を算出するとともに、ボール軌道を即時解析することでストライクゾーンの通過を判定します。このように、ロボット審判による判定の精度を検証し、実用性を確認します。
概要
実施名称
3D StereoDepthCameraによる「ロボット審判」の実用性検証
実施内容
野球場での練習環境を提供する「上達への道~南港少年野球サポートトレーニング~」(主催:一般財団法人大阪スポーツみどり財団)の協力を得て、練習参加者による紅白戦形式の試合のなかでロボット審判による判定の精度検証と実用性の確認などを実施します。
今後は、本実証実験をもとに改良を進め、アマチュア野球チームや野球連盟など各種団体とも連携し、事業化をめざします。
実施主体
ロボット審判プロジェクト
- 代表者:吉田 孝
- 事業内容:少年野球などアマチュア野球における審判のあり方に課題を感じ、AIを活用したロボット審判の研究開発を開始しました。現在は、プロトタイプの検証を行いつつ、実用化に向けた取組を進めています。
実施日時
令和7年11月14日(金曜日)18時40分から20時まで(予定)
(注)天候等の状況により、実施日時が変更になる可能性があります。
実施場所
GOSANDO南港野球場(大阪市住之江区南港東8-5-132)
検証項目
判定精度と設置の簡便性が異なる2種類のロボット審判を用いて以下の検証を行います。
- 判定の信頼性
アンケート方式にて投手・捕手の主観判定とロボット審判による判定結果とを対比し、80パーセント以上の一致率をめざします。 - 判定速度
投球認識から判定出力までの時間を評価し、被験者ヒアリングにより、プレーに支障がないタイミングで判定されたかを評価します。 - 実環境、低照度環境下での安定性
実環境、ナイター条件下など画像ノイズの多い環境で判定が失敗する(判定コールされないなど)割合を評価します。
取材
本実証実験は現地取材が可能です。取材にあたっての詳細は、下記「問合せ先」までお問い合わせください。
問合せ先
ソフト産業プラザTEQS(公益財団法人大阪産業局)
担当:田中、高木
電話:06-6615-1000
(参考)IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム「AIDORエクスペリメンテーション」
大阪咲洲の複合商業施設「アジア太平洋トレードセンター(ATC)」と大阪舞洲のスポーツ施設を実証フィールドとして実施する、開発・改良に必要な実証実験の支援プログラムで、本市の中小企業支援施策の執行機関である公益財団法人大阪産業局が本市からの交付金による事業として実施するものです。実証実験支援の取組を積み重ね、大阪における新たなビジネス創出に取り組んでおり、今後も引き続き、全国から実証実験を募集します。
詳しくは、「AIDORエクスペリメンテーション」のホームページをご覧ください。
(参考)ソフト産業プラザTEQS
大阪市が設置する、IoTやAIなどの先端テクノロジーを活用した製品・サービスの開発を行う中小企業を支援する施設です。公益財団法人大阪産業局が運営しています。
詳しくは、ソフト産業プラザTEQSのホームページをご覧ください。






