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報道発表資料 麻しん患者発生に伴う注意喚起について

2024年11月29日

ページ番号:640570

問合せ先:大阪市保健所感染症対策課(06-6647-0950)

令和6年11月29日 14時発表

 本日、大阪府及び東大阪市保健所から麻しん(はしか)に関する注意喚起について報道発表(令和6年11月29日大阪府報道発表別ウィンドウで開く、令和6年11月29日東大阪市報道発表)されていますが、感染性のある期間に患者が、大阪市内の施設も利用していることから、本市においても注意喚起します。

 なお、当該患者は、令和6年11月14日(木曜日)に報道発表を行った麻しん患者(令和6年11月14日報道発表済み)と同一の航空機に搭乗しており、東大阪市保健所において健康観察を行っていた方です。

1 患者の概要

  • 年代・性別:20歳代・男性
  • 主な症状:発熱、咳、鼻汁、結膜充血、発疹、頭痛、咽頭痛
  • 発症日:令和6年11月23日(土曜日・祝日)

2 感染性のある期間に患者が利用し、不特定多数の方と接触した可能性のある日時及び施設等

 麻しんウイルスの空気中での生存期間は、2時間以下とされています。

 現時点において麻しん患者が利用した施設等を利用されても感染の心配はありません。

日時及び施設等

日付

滞在時間(目安)

施設等

11月23日(土曜日・祝日)

8時頃から8時30分頃まで

JR西日本 
大阪環状線~JRゆめ咲線 大阪駅からユニバーサルシティ駅(最後部車両に乗車)

11月23日(土曜日・祝日)

8時30分頃から19時頃まで

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

11月23日(土曜日・祝日)

19時30分頃から20時30分頃まで

JR西日本

JRゆめ咲線~大阪環状線 ユニバーサルシティ駅から大阪駅(乗車場所不明)

おおさか東線 大阪駅から高井田中央駅(乗車場所不明)

  • 上記感染の可能性がある日時に施設を利用された方で、12月15日(日曜日)までに発熱・発疹等、麻しんを疑う症状が現れた場合は、事前に医療機関に連絡の上、麻しんの疑いがあることを伝え、マスクを着用し、公共交通機関の利用は避けていただき、速やかに受診してください。
  • 本事例に係わる当該患者の利用施設等における接触者については、保健福祉センター等において、対象者の健康観察を実施しています。
  • 各施設への直接のお問い合わせはお控えください。感染症法の趣旨に則り、個人情報保護の観点から患者やその家族・関係者等が特定されないよう、また、施設に対する風評被害がないよう特段のご配慮をお願いします。

【市民の皆様へ】

麻しんについて
  • 麻しんの潜伏期間は、約10日から12日(最大21日間)で、麻しん患者と接触した場合には、接触後3週間(21日間)注意が必要です。
  • 感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2日から3日間ほど熱が続いたあと、39度以上の高熱と発疹が出現すると言われています。
  • 感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、感染力は非常に強いと言われています。
  • 発症した人が周囲に感染させる期間は、症状が出現する1日前から発疹出現後4日目から5日目くらいまでと言われています。
  • 麻しんは、予防接種で防げる病気であり、ワクチン接種は個人でできる最も有効な予防方法です。麻しんの定期予防接種(第1期:1歳児、第2期:小学校就学前の1年間)をまだ受けていない方は、かかりつけ医に相談し、早めに予防接種を受けましょう。

【医療機関の皆様へ】

 発熱や発疹を呈する患者が受診した際は、麻しんの予防接種歴や海外渡航歴の確認等、麻しんの発生を意識した診療を行うとともに、臨床症状等から麻しんと診断した場合には、速やかに保健福祉センターに発生届及び検体の提出をお願いします。

 患者(疑い含む)は個室管理を行う等、麻しんの感染力の強さを踏まえた院内感染対策の実施についても合わせてお願いします。
(参考)麻しん発生状況
令和2年令和3年令和4年令和5年令和6年(注)
大阪市1002 2
全国10662840

(注)大阪市の情報は令和6年11月29日現在です。また、全国の値は第47週(令和6年1月1日~11月24日)までの累積速報値です。

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