報道発表資料 麻しん患者発生に伴う注意喚起について
2025年4月23日
ページ番号:652133

問合せ先:大阪市保健所感染症対策課(06-6647-0950)

令和7年4月23日 14時発表

同時資料提供:大阪府政記者会
令和7年4月14日(月曜日)に報道発表を行った麻しん患者(令和7年4月14日報道発表済み)の接触者について、4月21日(月曜日)に4月20日(日曜日)から発熱等の症状を呈していることが判明しました。大阪健康安全基盤研究所で検査を実施したところ、令和7年4月22日(火曜日)に麻しんウイルス陽性であることが確定しました。
当該患者の疫学調査を行った結果、下記の施設を利用しており、不特定多数の方と接触している可能性があることが判明したので、広く注意喚起するものです。

1 患者の概要
- 年代・性別:10歳代・男性
- ワクチン歴:なし
- 渡航歴:なし
- 主な症状:発熱、鼻汁、眼脂
- 発生届出年月日:令和7年4月21日(月曜日)(検査確定:令和7年4月22日(火曜日))
- 発症日:令和7年4月20日(日曜日)

2 感染性のある期間に患者が利用、不特定多数の方と接触した可能性のある日時及び施設等
麻しんウイルスの空気中での生存期間は、2時間以下とされています。
現時点において麻しん患者が利用した施設等を利用されても感染の心配はありません。
日付 |
滞在時間(目安) |
施設等 |
---|---|---|
4月19日(土曜日) | 14時頃から18時頃まで | 阪急オアシス神崎川店 |
4月20日(日曜日) | 13時頃から14時頃まで | スシロー三津屋店 |
- 上記感染の可能性がある日時に施設を利用された方で、最終利用日から3週間(21日間)の間に、発熱や発疹等、麻しんを疑う症状が現れた場合は、事前に医療機関に連絡の上、麻しん(はしか)の疑いがあることを伝え、マスクを着用し、公共交通機関の利用は避けていただき、速やかに受診してください。
- 本事例に係わる当該患者の利用施設等における接触者については、保健福祉センター等において、対象者の健康観察を実施しています。
- 各施設への直接のお問い合わせはお控えください。感染症法の趣旨に則り、個人情報保護の観点から患者やその家族・関係者等が特定されないよう、また、施設に対する風評被害がないよう特段のご配慮をお願いします。

【市民の皆様へ】

麻しんについて
- 麻しんの潜伏期間は、約10日から12日(最大21日間)で、麻しん患者と接触した場合には、接触後3週間(21日間)注意が必要です。
- 感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2日から3日間ほど熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現すると言われています。
- 感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、感染力は非常に強いと言われています。
- 発症した人が周囲に感染させる期間は、症状が出現する1日前から発疹出現後4日目から5日目くらいまでと言われています。
- 麻しんは、予防接種で防げる病気であり、ワクチン接種は個人でできる最も有効な予防方法です。麻しんの定期予防接種(第1期:1歳児、第2期:小学校就学前の1年間)をまだ受けていない方は、かかりつけ医に相談し、早めに予防接種を受けましょう。

【医療機関の皆様へ】
発熱や発疹を呈する患者が受診した際は、麻しんの予防接種歴や海外渡航歴の確認等、麻しんの発生を意識した診療を行うとともに、臨床症状等から麻しんと診断した場合には、速やかに保健福祉センターに発生届及び検体の提出をお願いします。
患者(疑い含む)は個室管理を行う等、麻しんの感染力の強さを踏まえた院内感染対策の実施についても合わせてお願いします。
令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 | 令和7年(注) | |
---|---|---|---|---|---|
大阪市 | 0 | 0 | 2 | 3 | 5 |
全国 | 6 | 6 | 28 | 45 | 78 |
(注)大阪市の情報は令和7年4月22日現在です。また、全国の情報は2025年第1週から第15週(令和6年12月30日から令和7年4月13日)までの累積速報値です。
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