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報道発表資料 腸管出血性大腸菌感染症の集団感染事例について

2026年6月30日

ページ番号:682479

問合せ先:大阪市保健所感染症対策課(06-6647-0950)

令和8年6月30日 14時発表

 大阪市保健所は、大阪市天王寺区内の小学校において、腸管出血性大腸菌(О157)による感染症が発生し、令和8年6月29日(月曜日)に集団感染事例と判断しましたので、お知らせします。

1 集団発生事例の概要

 令和8年6月15日(月曜日)、浪速区内の医療機関より、腸管出血性大腸菌感染症(О157・VT2)の発生届の提出が1名あり、疫学調査を実施したところ、当該患者が天王寺区内にある大阪市立小学校(以下「当該校」という。)に在籍していることが判明しました。そのため、当該校に施設調査を実施したところ、当該患者と同じクラスの児童に複数の有症状者がいることがわかったことから、有症状者への受診勧奨と接触者の健康観察、手洗い・消毒の励行の指導を行いました。

 その後、令和8年6月23日(火曜日)に、当該校に在籍している患者がさらに2名発生し、さらなる当該校への施設調査と接触者の検便を実施したところ、6月28日(日曜日)までに12名の感染が判明しました。

 なお、患者の共通食は給食のみでしたが、発生の状況等から給食の喫食による感染の可能性はないと考えています。

2 患者等情報

発生届受理日

令和8年6月15日(月曜日)1名、6月23日(火曜日)2名、6月25日(木曜日)3名、6月26日(金曜日)3名、6月27日(土曜日)2名、6月28日(日曜日)1名

感染症名

腸管出血性大腸菌感染症(О157・VT2)

年齢

10代 12名

症状
  • 患者(有症状者)10名 令和8年5月30日から6月23日までの間に発症
    <主な症状> 腹痛、下痢、血便、発熱等
  • 無症状病原体保有者 2名
現在の状態

重症者・入院患者はいません。

3 施設情報

天王寺区内の小学校

4 大阪市の対応

 令和8年6月15日(月曜日)に患者の疫学調査を実施し、家族の接触者検便と消毒指導を実施しました。また、在籍している小学校の施設調査を実施し、二次感染を防止するための手洗いの励行、消毒等について指導し、当該校の有症状者の受診勧奨と接触者に対する2週間の健康観察を行いました。

 その後、同じ区内の医療機関より新たに同じクラスを含む2名の児童の発生届が提出されたため、患者の接触者の検便を実施しました。接触者検便において、さらに9名の児童の感染が判明したことから、その患者に対する疫学調査及び患者の接触者に対する健康調査と検便、並びに施設に対する感染症拡大防止の指導を実施しました。

 引き続き、当該校での接触者への検便を実施するとともに、消毒等の実施状況や有症状者の健康状態等を把握し、関係者への注意喚起と二次感染防止の徹底等、対策を継続します。

5 腸管出血性大腸菌感染症と予防策

  • 腸管出血性大腸菌感染症とは、腸管出血性大腸菌がベロ毒素(VT)という強い毒素を産生し、腸管を傷つけることで発症します。その結果、腹痛、水溶性下痢、おう吐、血便などの症状が出ます。また、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などを発症して重症化することもあります。
  • 汚染された食品による経口感染や、感染者の便を介して感染します。
  • 食事の前やトイレの後などは、石けんと流水で十分に手を洗うことにより感染のリスクを下げることができます。また、調理器具の消毒・殺菌を確実に行い、食品の調理の際には中心部まで十分加熱しましょう。

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