報道発表資料 天王寺動物園におけるチンパンジー逸走について（終報）
2023年10月18日
ページ番号：610546
問合せ先：建設局 公園緑化部 調整課 動物園支援担当（06-6615-6507）
令和5年10月18日 17時45分発表
令和5年10月17日（火曜日）に天王寺動物園内において、獣舎（仮チンパンジー舎）からチンパンジー（愛称レモン 19歳・雌）が逸走し、捕獲収容しました件（令和5年10月17日18時50分報道発表済み）について、下記のとおり報告します。
1 発生場所
天王寺動物園（仮チンパンジー舎）（⼤阪市天王寺区茶⾅⼭町1－108）
2 逸走日時
令和5年10月17日（火曜日）10時15分頃
3 捕獲日時
令和5年10月17日（火曜日）13時32分
4 逸走の原因・対応等
仮チンパンジー舎の動物用通路上部にあった約20センチメートルの隙間からチンパンジーが逸走しました。そのため、10月17日中に隙間を埋める対策を行いました。
なお、他の施設についても、速やかに一斉点検を実施し、安全を確認できましたので、10月18日（水曜日）から通常どおり開園しています。
写真1 寝室側壁面～シュート上部鉄骨（処置前）
写真2 寝室側壁面～シュート上部鉄骨（処置後）
5 被害状況
獣医師（1名）が左ほほを噛まれて裂傷したため、外科的処置を行いました。
なお、来園者にけが等はありません。
6 再発防止対策について
逸走等が起こらないためにも、飼育管理の基本的な対応について、一層の確認と徹底を図るよう地方独立行政法人天王寺動物園と共に取り組んでまいります。
7 参考（逸走した個体情報）
メス：レモン
平成15年10月18日 天王寺動物園生
チンパンジーについて
目：霊長目
学名：Pan Troglodytes
英名：Chimpanzee
西アフリカから中央アフリカにかけての赤道付近にある熱帯雨林から疎開林に生息しています。全身が黒っぽい毛に覆われています。顔や手足には毛がなく、肌はピンク色で、日光や加齢により色が暗くなります。拇指対向性と平爪を持ち、尾はありません。頑丈な顎と犬歯を持ち、鼻は平らで、眼の上が隆起しています。頭胴長63.5～90センチメートル、体重はオス40～60キログラム、メス32～47キログラム。
ワシントン条約附属書Ⅰに該当
令和4年12月末現在の全国の飼育数は33園館（オス：44頭、メス：56頭）
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