報道発表資料　業務委託契約事務の入札にかかる予定価格の誤りについて

　大阪市において、令和6年2月21日に開札した「令和6年度大阪城公園事務所管内一円公園除草業務委託（概算契約）」の予定価格の積算に誤りがあり、本来、入札が有効となるべき事業者（18者）が入札無効と誤った取扱いとなり、当該事業者以外の入札参加者を落札者と決定し業務委託契約を締結していたことが判明しました。

　このような事態が発生したことについて、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申しあげますとともに、今後このようなことがないよう再発防止に努めてまいります。

　令和6年5月10日（金曜日）、「令和6年度大阪城公園事務所管内一円公園除草業務委託（概算契約）」の労務単価変更の意向確認のため、労務単価変更後の業務委託金額の算出作業を行った際、令和6年2月21日に開札した「令和6年度大阪城公園事務所管内一円公園除草業務委託（概算契約）」契約（以下「本契約」という。）においては、本来、消費税及び地方消費税（以下「消費税等」という。）を含めない「業務価格」にて積算すべきであったにもかかわらず、消費税等込みの金額を計上していたため、本契約の入札における予定価格を算出する際に二重に消費税等を計上し、結果としてあるべき予定価格よりも高額の予定価格を設定していたことが判明しました。

　その結果、予定価格および予定価格から算出される最低制限価格が過大な設定となったため、本来、有効となっていた入札が最低制限価格未満として無効となっていることが判明しました。

令和6年度大阪城公園事務所管内一円公園除草業務委託（概算契約）

契約期間：令和6年4月1日～令和7年3月31日

落札金額：45,952,000円（消費税等抜き）

予定価格（消費税等抜き）

　（正）60,905,515円

　（誤）61,261,236円

最低制限価格（消費税等抜き）

　（正）45,679,000円

　（誤）45,945,000円

　本契約については、すでに業務を開始していること、業務の進捗状況や再度の契約手続きに伴う遅れなどによる事業への影響等、さらに受注者からも契約継続の意向を確認ができたことから、本契約を継続することとします。

　なお、本来、有効札であった事業者に対しては、建設局から謝罪及び事案の概要等について文書にて通知を行っているところです。

　今回の積算は積算用エクセルシート（以下「積算シート」という。）を用いて行っており、「業務価格」（消費税等抜き）を計上すべき欄に誤って消費税等込み価格を計上していたこと、計上後の積算シートの確認が十分に行われなかったことが原因です。

　また、チェックシートにおいて、「積算シートを使用する場合は、正しく記載されているか」を確認項目に設定していましたが、チェック時の注意が十分に働いていなかったことが原因です。

　今後、複数職員による確認を厳格に行うことを徹底し、計上誤りの発見、未然防止強化を図ってまいります。