報道発表資料 令和5年度大阪市英語力調査の結果について
2024年1月31日
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問合せ先:教育委員会事務局 指導部 初等・中学校教育担当 英語イノベーショングループ(06-6208-9197)
令和6年1月31日 14時発表
大阪市では、「大阪市教育振興基本計画」に基づき、平成25年度(2013年度)から、児童生徒の英語力向上をめざす「英語イノベーション事業」を進めてきました。主な取組みとして、子どもたちの英語力を的確に把握し、教員の学習指導の改善・工夫につなげるために、経年で英語力調査を実施しています。
学習指導要領において英語の4技能をバランスよく育成することが示されており、本市においては令和3年度(2021年度)から英語の4技能について、GTEC(注1)を活用して調査することとしました。
令和5年度(2023年度)に実施した調査の結果、CEFR A1レベル(注2)相当以上の英語力を有する中学3年生の割合は、54.3パーセントであり、4技能による調査においても、国の第4期教育振興基本計画の指標である50パーセント以上を3年連続で達成できました。
今後も、子どもたちの豊かな語学力・コミュニケーション能力を育成するために、これまで取り組んできた小中学校9年間を見通した英語教育の取組を更に推進し、英語4技能の総合的な育成に取り組んでまいります。
(注1)GTECとはベネッセコーポレーションが提供する英語4技能試験のことです。
(注2)CEFR(Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment)は、外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠で、A1は英検に換算すると3級程度のレベルとなります。
大阪市英語力調査結果 |
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令和5年度 |
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GTEC平均スコア |
CEFR A1レベル相当以上の英語力を有する中学3年生の割合 |
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リスニング(聞くこと) |
リーディング(読むこと) |
スピーキング(話すこと) |
ライティング(書くこと) |
合計 |
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大阪市平均 |
107.7 |
101.3 |
102.2 |
137.9 |
451.8 |
54.3パーセント |
|
全国平均 |
106.0 |
100.0 |
97.0 |
156.0 |
461.0 |
- |
|
差 |
+1.7 |
+1.3 |
+5.2 |
-18.1 |
-9.2 |
- |
全国平均とは、全国でGTECを受験した生徒の平均スコアです。
リスニング、リーディングは3年連続して全国平均を上回っています。
これまで弱みであったスピーキングは、全国平均を5.2ポイント上回っています。
ライティングは、全国平均を18.1ポイント下回り、状況を分析・検証したうえで、改善につなげることが必要です。