報道発表資料 インドネシア・ジャンビ市を対象としたJICA草の根技術協力事業(地域活性型)を実施します
2025年12月24日
ページ番号:667903
問合せ先:水道局総務部連携推進課(06-6616-5604)
令和7年12月24日 14時発表
大阪市水道局は、インドネシア・ジャンビ市(注1)の水道改善に向けて、ジャンビ市の水道事業者であるジャンビ市水道公社(Tirta Mayang)と令和5年8月に締結した「技術協力に関する覚書」に基づき、技術支援を行っています。
ジャンビ市では、高い漏水率、浄水場における給水能力の低下が喫緊の課題となっていることから、これらの改善に向けて、独立行政法人 国際協力機構(JICA)の「JICA草の根技術協力事業」(注2)を活用した支援を大阪市と株式会社大阪水道総合サービス(注3)が連携して実施します。
事業内容
1 漏水改善事業
漏水の約80パーセントは給水装置に起因しており、粗悪な材料や不適切な施工が主な要因となっていることから、日本の高品質な材料や適切な施工方法を教授し、ジャンビ市内のモデルエリアで実践することで、漏水率の低減を図ります。
2 浄水能力向上事業
浄水場における給水能力の低下は、不適切な運転・維持管理が主な要因となっていることから、適切な運転・維持管理方法を教授し、モデル浄水場で実践することで、給水能力の向上を図ります。
事業期間
令和7年12月~令和10年11月(3年間)
注釈
(注1)ジャンビ市は、インドネシア共和国スマトラ島ジャンビ州の州都で、水道普及率が約65パーセント(2024年時点)、漏水率が約30パーセント(2024年時点)となっております。ジャンビ市と本市との関わりについては、「技術協力について」をご参照ください。
(注2)JICA草の根技術協力事業は、国際協力の意思のある団体が開発途上国を対象とし、その地域の経済、社会の開発または復興に協力することを目的に自己の利益と関わりなく実施する国際協力活動で、団体が有する技術、知見、経験を生かして提案する活動をJICAが提案団体に業務委託してJICAと団体との協力関係のもとに実施する共同事業です。
JICA草の根技術協力事業については独立行政法人 国際協力機構ホームページをご確認ください。
(注3)株式会社大阪水道総合サービスは、大阪市水道局の外郭団体であり、令和2年2月に当局と「水道事業の広域連携及び海外展開に係る事業等の実施に関する協定」を締結し、周辺都市への技術支援や研修事業、海外水道事業体との技術交流、海外水ビジネスに取り組む民間企業の支援事業などに連携して取り組んでいます。






