報道発表資料　大阪市新婚・子育て世帯向け分譲住宅購入融資利子補給制度にかかる令和5年度利子補給金の交付額誤りについて

　大阪市新婚・子育て世帯向け分譲住宅購入融資利子補給制度（以下「本制度」という。）にかかる令和5年度利子補給金について、計6件の交付額誤りが判明しました。

　このような事態を発生させ、関係者の方に多大なご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げますとともに、市民の皆様の信頼を損なうことになりましたことを深く反省し、再発防止に努めてまいります。

　本制度では、補助申請確認等業務を委託している事業者（以下「委託業者」という。）において、毎年、交付対象者に提出いただいた返済予定表等に記載された住宅ローンの年末残高を新婚子育て利子補給システム（以下「システム」という。）に入力し、入力した年末残高に基づき当年度の利子補給金を自動計算しています。令和5年度についても令和6年3月に交付対象者の年末残高を入力し、自動計算の結果に基づき支払処理を行いました。

　令和6年4月10日（水曜日）、委託業者において、令和6年4月15日（月曜日）支払予定の令和5年度利子補給金の金額及び件数について再度確認を行ったところ、システムへの誤入力による交付額の誤りが1件発生していることが判明し、本市に報告がありました。本市から全件調査を行うよう指示したところ、令和6年4月12日（金曜日）に全件調査を完了し、新たに5件、計6件の交付額の誤り（うち2件過払、4件不足）があることが判明し、同日、本市に報告がありました。

過払金（2件）：計15,000円

不足金（4件）：計222,000円

　令和5年度利子補給金は令和6年4月15日（月曜日）に総合口座振替による全件一括支払処理であるため、令和6年4月10日（水曜日）時点で当該処理を中断させることができず、令和6年4月12日（金曜日）に6件の交付対象者にそれぞれ電話連絡をとり、謝罪とともに実際の交付額より多く交付される方には返還手続きを行っていただくこと、少なく交付される方には後日不足分が支払われることを説明し、全員から了承をいただきました。

　委託業者の担当職員がシステム入力の際に誤った入力を行ったことが原因です。また複数人によるチェックが不十分であったことも原因です。

　今回の事態を厳粛に受け止め、委託業者に対し適正な指導を行うとともに、事務処理手順の見直しや複数人でのシステムへの入力内容のチェックの徹底により正確な事務執行に努めてまいります。