報道発表資料 大阪くらしの今昔館 万博記念展・イベントを開催します
2025年3月12日
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問合せ先:大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」(06-6242-1160)

令和7年3月12日 14時発表
大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」では、大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)の開催期間に併せ、大阪の都市居住文化を広く発信するとともに「住むまち・大阪」に対する愛着とイメージアップを図るため、特別な展示・イベントを開催します。
今回の展示では、大阪の400年の都市居住文化の醸成や都市の祝祭がもたらす様相の変化を感じていただけるものとなっており、その他、展示にちなんだ連続講座や体験型のワークショップ、国際シンポジウムなど、幅広い方々に大阪の魅力を体感していただけるものとなっています。
ぜひ、この展示・イベントを通じて、大阪の豊かな歴史と文化をお楽しみください。

万博記念展・イベントの内容
万博記念展1 | 大坂から大阪 住まいの か・た・ち | 令和7年4月26日(土曜日)から7月27日(日曜日)まで |
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万博記念展2 | 都市の祝祭-造り物から博覧会へ賑わうまち大阪- | 令和7年8月9日(土曜日)から10月19日(日曜日)まで |
連続講座第1回 | 知らなかった!大坂蔵屋敷あれこれ | 令和7年5月17日(土曜日) |
連続講座第2回 | 江戸時代住友家の本店と抱屋敷 | 令和7年5月31日(土曜日) |
連続講座第3回 | 大阪市がつくった近代住宅(仮称) | 令和7年6月14日(土曜日) |
ワークショップ1 | 江戸時代の町に時計商が来た(仮称) | 令和7年6月上旬を予定 |
ワークショップ2 | 大工体験(仮称)「カンナ掛け体験」「ミニ模型をつくる」 | 未定 |
国際シンポジウム | 外国人から見た「和室」の価値(仮称) | 令和7年9月頃を予定 |

万博記念展


万博記念展1 「大坂から大阪 住まいの か・た・ち」
本展は大阪・関西万博を契機として、「大阪を知る」をテーマに万博記念展覧会の第1弾として開催します。長い歴史の中で、大阪には固有の都市居住文化が醸成され、それらが現在の大阪の礎となっています。本展では現在の大阪の繁栄の礎となっている都市居住文化の400年にわたる変遷を振り返り、過去から現在、未来に続く都市居住について思いを馳せていただければ幸いです。

実施期間
令和7年4月26日(土曜日)から7月27日(日曜日)まで


万博記念展2 「都市の祝祭-造り物から博覧会へ賑わうまち大阪-」
江戸時代の大坂では遷宮の際に造り物と呼ばれた飾りや社寺の境内で芸や技の披露が繰り広げられ、活気をもたらしていました。近代にはいると、大阪で第五回内国勧業博覧会を始めとして数々の博覧会が開催され、大きな経済効果と新しい技術や産業の発展、意識の高揚に寄与しました。博覧会に伴って町を整備することで、国際的都市としての成長を遂げてきました。それらを「都市の祝祭」として位置づけ、時代の様相を探ります。

実施期間
令和7年8月9日(土曜日)から10月19日(日曜日)まで

連続講座
都市居住文化の400年にわたる変遷を振り返る万博記念展1「大坂から大阪 住まいのか・た・ち」をより愉しむため、展示にかかわる3名の講師をお招きし連続講座を開催します。


第1回 「知らなかった!大坂蔵屋敷あれこれ」
大坂蔵屋敷は、幕末には中之島を中心に100余あり、国元では大坂屋敷とよばれ、蔵物(年貢米などの諸物資)の販売などを行いました。ことに西国の蔵屋敷には藩主の御殿もありましたが、不明な点が多くあります。本講座では、古写真や現存遺構、絵画などから蔵屋敷のイメージを示し、実例から、その変遷、屋敷構成や機能の変化、大坂との関連などを紹介します。

講師
植松清志氏(大阪くらしの今昔館特別研究員)

実施日
令和7年5月17日(土曜日)


第2回 「江戸時代住友家の本店と抱屋敷」
江戸時代、銅精錬と金融業で栄えた「泉屋」住友家は、長堀茂左衛門町(鰻谷)に本店と工場を構えました。今回の万博記念展でとりあげる、幕末文久期の本店絵図をもとに、隣接する銅精錬工場だけでなく居住空間についても解説し、豪商の暮らしぶりにも触れます。また、住友史料館で保管する歴史資料をご紹介し、住友家が大阪市中で手広く経営した「抱屋敷」(町人居住用の借家)のようすと、都市大坂の人びとの生活を眺めてみましょう。

講師
海原亮氏(住友史料館副館長)

実施日
令和7年5月31日(土曜日)


第3回 「大阪市がつくった近代住宅」(仮称)
戦前から戦後にかけての大阪市は、住宅政策、都市政策において全国をリードする存在でした。市営住宅もそのひとつです。土地区画整理事業が進む郊外地に建てられた戸建住宅、都市部の居住環境を刷新する鉄筋コンクリート造集合住宅、戦後の住宅難を解消するための住宅団地など、先端的な住宅を数多く建設してきました。こうした市による名住宅を紹介します。

講師
中嶋節子氏(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)

実施日
令和7年6月14日(土曜日)

ワークショップ


江戸時代の町に時計商が来た(仮称)
江戸時代には舶来のからくり時計や懐中時計を扱う唐物屋や時計商がありました。時の記念日(6月10日)前後、今昔館の江戸時代の町に時計商が出現して、番頭さんによる時計の解説をします。今ではあまり使われていない懐中時計に触れることができます。

実施時期
令和7年6月上旬を予定


大工体験(仮称)「カンナ掛け体験」「ミニ模型をつくる」
木造建築の継手・仕口の部材に触れたり、カンナ掛け体験をしたり、ミニ軸組模型を組み立てたり、伝統的な木造建築に使われている仕組みや、大工の技を体験するワークショップです。

実施日
未定


国際シンポジウム

外国人から見た「和室」の価値(仮称)
和室を「成立」「歴史」「技術」「文化」「思想」「魅力」など多様な切り口から分析し、外国人の目に「和室」はどう映るのか、国際的な観点からその価値を議論します。

実施時期
令和7年9月頃を予定

展示・イベントの詳細について
万博記念展及びイベントは住まい情報センター(大阪市北区天神橋6丁目4ー20)内で行います。
万博記念展は常設展と別で観覧料が必要です。
実施日時、実施期間は変更になる場合があります。
各展示や各イベントの詳細な情報は、大阪くらしの今昔館ホームページ探している情報が見つからない
