教育理念を策定しました

至誠（しせい）　英知（えいち）　共生（きょうせい）

◆至誠（しせい）という言葉は、この上なく誠実なことを意味しています。中国の古典『孟子(もうし)』の中に、「至誠にして動かざるものは、未だこれ有らざるなり」という一言があり、まごころをもって接すれば、どんなことでも成し遂げることができる、ということです。日常で凡事を徹底して繰り返していきながら、至誠を実践する過程を課すことで、児童・生徒の人格形成を行ってまいります。

◆英知（えいち）という言葉は、深遠な道理を知りうるすぐれた知恵を意味しています。人はより良く生きていくために知識を必要としますが、それだけで十分とはいえず、道理を正しく判断し、処理していく能力にまで高めていかなければなりません。その知恵をさらに高め、真理に照らして、深遠な道理を導く英知を獲得していくことで、児童・生徒の教養と探求心の涵養を行ってまいります。

◆共生（きょうせい）という言葉は、いっしょに生きてゆくことを意味しています。小学校・中学校を通じた9年間、仲間とともに学び・遊び・笑いあいながら、学校生活を送ることになります。同時に障がいのある児童・生徒の自立と共生社会の実現のほか、地球環境とも共生を図っていかなければなりません。児童・生徒の共生していく能力や行動力を高め、国際的な視野をもった人材の育成を行ってまいります。

学校は、がんばる児童・生徒に全力をあげて支援し、教育理念を実現するための教育環境を創造する

※「学校」という場を核として、児童・生徒の「がんばり」を認め、見守り、保護者や地域住民の協力を得て、全力で支援することを意味します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和4年12月21日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　城東区長　大東　辰起