シリーズ企業訪問【株式会社ベッセル工業】令和5年8月23日(水曜日)訪問
2023年10月1日
ページ番号:608638
これからの社会に不可欠なSDGsへの取組み。城東区内にある企業を訪問し、お話を伺っていきます。
今回は、城東区諏訪に本社を構える株式会社ベッセル工業に訪問し、取締役の田口直人様と対談させていただきました。
株式会社ベッセル工業は、1916年に田口鉄工所として創業。その後、創業者の田口儀之助氏が「大量のドライバーが船に乗って世界中に送り届けられる」という夢を見たことをきっかけに、1933年に「VESSEL」(“大きな商船”という意味)を商標登録し、1991年に株式会社ベッセル工業に社名を変更。創業から100年を超える歴史のある会社です。
ものづくりの歴史は、手廻しのドライバーからスタート。1984年に発売された「ボールグリップドライバー」は代表的な商品として、皆さんも一度は目にされたことがあるのではないでしょうか。また最近では、顧客のニーズを反映して開発された電動のボールグリップドライバー(電ドラボール)が大ヒット、「VESSEL」は国産ドライバーのトップブランドです。
SDGsの取組みを伺ったところ、ベッセル工業では、「脱プラスチック」「プラスチックの3R(リデュース、リユース、リサイクル)」をめざし、時代にあわせた環境に優しいドライバー製造にチャレンジされているそうです。例えばウッディドライバーのグリップ部分には間伐材から作られた木粉を70%配合したバイオマスプラスチックを使用しており、従来品と比べて環境問題へ配慮しながらも機能面においても優れた製品を生み出されています。
区民の皆さんにとって身近な製品を100年以上前から製造されている企業が地元にあることは、城東区の誇りであり、これからも人々のくらしに根差し、環境にも配慮された製品を作り続けられることを願っています。
探している情報が見つからない

このページの作成者・問合せ先
大阪市城東区役所 総務課総合企画グループ
〒536-8510 大阪市城東区中央3丁目5番45号(城東区役所3階)
電話:06-6930-9683
ファックス:050-3535-8684