セアカゴケグモに注意しましょう!
2025年6月16日
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はじめに
セアカゴケグモはもともと日本にいないクモでしたが、平成7年大阪府下で確認されて以降、現在では一部の県を除いて全国各地で生息が確認されています。強い毒を持っていますが、攻撃性もなく、おとなしいクモです。素手で触らない限り咬まれることはありませんが、うっかり触ると咬まれることがありますので、注意しましょう。


セアカゴケグモの特徴について
- 体長はオスが4mm、メスが10mm前後です。
- メスは全体が黒色で、腹部の背面に赤い帯状の模様、腹部の腹面にはゴケグモ特有の砂時計型の赤い斑紋があります。
- 卵のうは、乳白色で直径10から15mmの大きさです。卵のうの中には、100から200個程度の卵が入っています。

メスの成虫及び卵のう
(写真提供:日本ペストコントロール協会)

セアカゴケグモの生息場所
低い位置に、不規則な網状の巣をつくり、卵のうを産みつけます。日当たりがよく暖かいところ、昆虫などの餌が豊富にあるところ、巣を張るのにちょうどよい隙間のあるところを好みます。

住宅の周囲では
グレーチングの裏
雨水マスや敷地と道路の段差をなくす鉄板の裏
植木鉢、プランターの持ち手や裏
エアコン室外機の裏
外に置いているサンダルなど

その他の場所では
地面に半分埋められたタイヤ遊具の内側
花壇やブロック
自動販売機の裏など


セアカゴケグモに咬まれないために
- 気温の高い時には活動性が高まるので、「屋外での作業にはクモがいるかも」と意識しましょう。
- 植木鉢を持ち運ぶ時や庭先に置いたサンダルなどの履物は、クモがいないか確かめてから、履きましょう。
- 家の周りの片付け、庭の手入れ、溝掃除をする時は、軍手などの厚手の手袋をはめましょう。


自宅敷地内でセアカゴケグモを見つけたらどうしたらいいのか?
- 決して素手で捕まえたり、さわったりしないようにしましょう。
- 市販の家庭用殺虫剤をクモに直接噴射すれば駆除出来ます。殺虫剤が手元にない場合は、靴等でふみつぶしてください。
- 薬剤を使用する際は、使用上の注意をよく読んだうえ、使用してください。
- 卵のうは、中の卵まで殺虫剤が浸透しにくいので靴等でふみつぶしてください。
- なお、保健福祉センター(区役所2階23番窓口)では、防除方法のアドバイスを行っています。


もしも咬まれたときは?

咬まれたときの症状
- 咬まれると、はじめはチクリと針で刺されたような痛みを感じます。すぐに痛みを感じないこともあります。
- しばらくすると、咬まれた部分のまわりが腫れて、赤くなります。痛みが全身に広がることもあります。
- 悪化すると、大量の汗をかく、寒気や吐気がする、けいれんを起こすなどの全身症状があらわれることがあります。
- 通常は、数日から数か月で回復することが多く、重症になることはほとんどありません。

咬まれたときの処置
万一、咬まれた場合は、傷口を流水で洗って清潔にし、速やかに病院に行きましょう。また、病院には咬まれたクモを市販の家庭用殺虫剤で殺して持参してください。適切な治療につながります。
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