統括用品による物品購入費の削減について
2015年7月7日
ページ番号:220064
統括用品とは、大阪市において全庁的に共通して使用する物品で、会計室長が指定するものであり、会計室で物品購買基金を運用して集中購買しています。これにより安価で安定した物品供給ができるとともに、各所属における契約事務の軽減にも寄与することができます。
取組内容について
大阪市における統括用品は、かつては鉛筆から机まで様々な用品を取り扱っていましたが、市場においての品質も向上し、事務所の近くで入手できるようになったことから、市販品で代替できる用品などは品目数を減少させ、保管管理コストの縮減に努めてきました。
一方、事務所においても近年OA化が進み、現在は文具の需要もかなり変化している状況となっています。そこで、全庁的に大量に需要が見込める品目で、全市一括調達により経費削減効果が見込めるものとして、コピー用紙やファイル類を平成21年度から業者直送による統括用品として取り扱うこととし、会計室で購入にかかる契約及び支出事務を集約化することで、安価で安定した供給及び各所属の契約事務の軽減を図っています。
集約化の効果について
平成26年度の実績では、統括用品として集約化する前(平成20年度)と購入額の試算で比較したところ約5千4百万円の削減となり、事務処理件数においても9割以上の減少となっています。
集約化の対象
集約化の対象所属:公営企業会計所属及び校園(学校経営管理センター取扱い分)を除く各所属
文具等の種類:コピー用紙及びファイル類
集約化効果の試算結果
平成26年度実績での集約化効果の試算結果は次のとおりです。
・購入金額では、▲32.0%(▲約5千4百万円)の削減。
・事務処理では、入札事務で▲98.7%(▲1,242件)、支払事務で▲95.5%(▲2,016件)の減少。
(購入金額試算方法)
統括用品として集約化する前の平成20年度における全市の平均購入単価に、平成20年度~平成26年度の物価変動による補正を反映し、平成26年度の購入実績数を乗じた平成20年度購入金額の試算額と、平成26年度の購入実績を比較。
コピー用紙 | ファイル類 | 計 | |
平成20年度 | 14,186万円 | 2,672万円 | 16,858万円 |
平成26年度 | 9,747万円 | 1,715万円 | 11,462万円 |
差引効果額 | ▲4,439万円 | ▲957万円 | ▲5,396万円 |
(事務処理試算方法)
各所属における平成20年度に調達した事務件数と平成26年度に調達した事務件数を比較。
コピー用紙 | ファイル類 | 計 | ||||
入札等 | 支払事務 | 入札等 | 支払事務 | 入札等 | 支払事務 | |
平成20年度 | 659件 | 1,258件 | 595件 | 854件 | 1,254件 | 2,112件 |
平成26年度 | 8件 | 48件 | 4件 | 48件 | 12件 | 96件 |
差引効果件数 | ▲651件 | ▲1,210件 | ▲591件 | ▲806件 | ▲1,242件 | ▲2,016件 |
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