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歯の健康

2024年2月9日

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歯の健康 ~歯周病シリーズ~

 歯の健康は、食べ物をそしゃく(細かく砕いて消化しやすくする)することで健康を維持するだけではなく、食事や会話を楽しむなど、生活の質を確保するための基礎となる重要な要素です。また、バランスのとれた食生活を支えることにより、生活習慣の予防など、全身の健康にもつながります。

 う蝕(むし歯)や歯周病を予防し、生涯にわたり自分の歯を20本以上保つことにより健全なそしゃく能力を維持し、健やかで楽しい食生活を過ごそうという「8020(ハチマル・ニイマル)運動」(※1)が推進されており、この実現に向けた普及および口腔の健康増進が必要です。

(※1)「80歳でも20本の歯を保とう!」をスローガンに、厚生労働省と社団法人日本歯科医師会が推進する運動です。

1 歯周病は命に関わる感染症です。

 歯周病の原因は、歯の汚れである歯垢(プラーク)であり、歯垢には、細菌数が1g当たり1000億個存在すると言われており、歯肉(歯ぐき)に炎症を起こします。このことが歯周病のはじまりです。初期には自覚症状がなく見過ごされることが多く、歯肉からの出血や歯のぐらつき、ひいては歯の喪失につながります。

 現在、30歳以上の8割の方で歯周病の症状がみられますが、ほとんどの方は命には関係がないと考えて、放置されている方もたくさんいます。しかし、歯周病は全身の病気との関係が深く、心筋梗塞や脳梗塞、肺炎、早産などを引き起こし、糖尿病や骨粗しょう症とも密接に関連しています。これらの疾病は、ていねいな口腔ケアによって改善されることも分かってきています。日常の歯磨き習慣を身につけ、かかりつけ歯科医をもち、定期的な歯科検診の受診など、口腔ケアに努めましょう。


※    歯周病とは?・・・・・・・・歯と歯肉の境目に歯垢がたまり、その中に潜んでいる細菌によって歯肉に炎症が起こり、出血や腫れが起こる病気の総称です。歯周病の進行の度合いによって、歯肉炎→歯周炎と状態の呼び方が変わります。

  • 歯肉炎:歯垢が歯と歯肉の境目にたまり、歯肉に炎症が起こります。歯肉が赤く腫れてきます。
  • 歯周炎:歯と歯肉の間にすきまができ、「歯周ポケット」と呼ばれる溝状のすき間になります。歯が動揺し、歯肉が腫れてぶよぶよになったり、押すと血やうみが出たりします。

 

歯周病の進行していく図
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(出典:財団法人8020推進財団 作成パンフレット「からだの健康は歯と歯ぐきから」より抜粋)

 

 

2 歯の健康を守るために

 年齢別 歯の病気及び口腔ケアのポイント

歯の病気年表及び口腔ケアのポイント
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3 家庭での口腔ケアについて

1 正しい歯磨きのポイント

 全ての歯をきちんと磨けるよう、鏡等を見ながら確実な歯磨きを行う習慣(食後及び就寝前)を身につけましょう。

 無理な磨きかたや、力を入れすぎた磨きかたをすると、かえって歯や歯肉に悪い影響をあたえます。まずは歯科医師や歯科衛生士による指導を受け、正しい磨きかたを身につけましょう。
ブラッシング方法を説明する画像です
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2 歯周病のチェックポイント

   こんなことがあったら歯周病かも?気になるようになれば、かなり進んでいるのが歯周病です。日常の健康チェック(体重・腹囲・血圧など)に併せて、口腔内のチェックも忘れないようにしましょう。

  下のリンク先の、「歯周病セルフチェックシート」を印刷してチェックしてみましょう。

あなたは大丈夫?歯周病セルフチェックシート

Adobe Acrobat Reader DCのダウンロード(無償)別ウィンドウで開く
PDFファイルを閲覧できない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Acrobat Reader DC をダウンロード(無償)してください。

(出典:財団法人8020推進財団 作成パンフレット「からだの健康は歯と歯ぐきから」より抜粋)

 

 

4 専門家による定期的な口腔ケアについて

歯周病の初期では、自覚症状がなく、見過ごされていますが、30歳以上の8割の方で歯周病の症状がみられます。

歯周病は2~3か月でかなり進行しますので、定期的にかかりつけ歯科に受診し、歯科健康診査や予防措置(フッ素物応用、歯石除去、歯面清掃等)を受ける習慣を身につけましょう。

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大阪市 健康局健康推進部健康づくり課

住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所2階)

電話:06-6208-9961

ファックス:06-6202-6967

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