予防接種の注意事項
2024年4月8日
ページ番号:84530
予防接種は、病気予防の有効性が確認されたワクチンを接種することで抵抗力(免疫)を高め、病気予防の他、かかった場合に重症化しにくくする効果が期待されます。
1.予防接種を受ける前の一般的な注意
安全に予防接種を受けるために、次の点にご注意ください。
- 予防接種を受ける前に必要性や副反応についてよく理解し、わからないことは医療機関で接種を受ける前に質問しましょう。また、慢性の病気をもっている場合は、あらかじめ、かかりつけの医師にご相談ください。
- 受ける前日は入浴(又はシャワー)をし、身体を清潔にしましょう。
- 体調が良いときに受けましょう。当日は体温を測り普段と体調の変化がないことを確認し、体調が悪い時はやめましょう。子どもが接種を受ける場合は、子どもの日頃の状態をよく知っている保護者の方が連れていきましょう。
- 着衣は清潔なものにしましょう。
- 予診票は診察をして接種する医師への大切な情報です。責任をもって、ありのままに記入しましょう。
- 髪が長い場合はゴムなどでまとめ、接種部位に髪が触れないようにしましょう。
2.病気にかかった後の接種間隔
麻しん(はしか)、風しん、水痘(みずぼうそう)、おたふくかぜなどにかかった場合には、全身状態の改善を待って接種してください。医学的に明確な基準はなく、次の表が目安とされています。
かかった病気 | 間 隔 | |
---|---|---|
麻しん | ⇒ | 治ってから4週間程度 |
風しん、水痘、おたふくかぜなど | ⇒ | 治ってから2~4週間程度 |
上記以外のウイルス性疾患 (突発性発疹、手足口病、伝染性紅斑など) | ⇒ | 治ってから1~2週間程度 |
3.予防接種を受けることができない人
- 明らかな発熱(37度5分以上)のある方
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
- 接種ワクチンの成分によって、激しいアレルギー反応を起こしたことがある方
- B型肝炎ワクチン接種の場合、母子感染予防として、出生後にB型肝炎ワクチンの接種を受けたことがある方
- ロタウイルスワクチン接種の場合は、腸重積症にかかったことが明らかな方、先天性消化管障がいのある方(その治療が完了した方を除く)、重症複合免疫不全症(SCID)の所見がある方
- BCGワクチン接種の場合は、結核にかかったことがある方、その他の予防接種・外傷などによりケロイドができたことがある方
- その他、医師が不適当な状態と判断した方
4.予防接種を受ける場合、医師とよく相談しなくてはならない人
次に該当すると思われる人は、かかりつけの医師がある場合には必ず前もって診ていただき、診断書又は意見書をもらってから接種に行きましょう。
- 心臓病、腎臓病、肝臓病や血液の病気及び発育障がいなどがある方
- 予防接種後2日以内に発熱及び、全身性の発しんなどアレルギーを疑う症状がみられた方
- 接種しようとする接種液の成分に対して、アレルギーの症状がでるおそれのある方
- 今までにけいれん(ひきつけ)をおこしたことがある方
- 過去に免疫状態を検査して異常を指摘されたことのある方、及び近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
- ロタウイルスワクチン接種の場合は、活動性胃腸疾患や下痢などの胃腸障がいのある方
- BCGワクチン接種の場合は、接種部位に外用ステロイド剤を使用している方
- BCGワクチン接種の場合は、過去に結核患者と接触があった方、結核に感染している疑いのある方
※8については、お住まいの区の保健福祉センターへ事前に問い合わせましょう。
5.予防接種を受けた後の一般的な注意
- 接種後30分間は急な副反応がおこることがあるため、医師とすぐに連絡がとれるようにしましょう。
- 接種後、生ワクチンでは4週間、不活化ワクチンでは1週間は副反応の出現に注意しましょう。
- 接種部位の腫れ、高熱、嘔吐、けいれん(ひきつけ)、その他変わったことがある時は、速やかに医師の診察を受けましょう。
- 入浴は差し支えありませんが、接種した部位をこすることはやめましょう。
- 接種当日は激しい運動はさけましょう。
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