カプノサイトファーガ感染症にご注意ください
2024年4月24日
ページ番号:85187
犬や猫の咬傷によりカプノサイトファーガ感染症を発症することがあります。
日頃から、動物との過度のふれあいは避け、動物と触れあった後は手洗いなどを確実に実行してください。
カプノサイトファーガ感染症とは
カプノサイトファーガ・カニモルサス、カプノサイトファーガ・カニス及びカプノサイトファーガ・サイノデグミという細菌を原因とする感染症です。この細菌は犬や猫などの口腔内に常在しており、犬や猫に咬まれたり、引掻かれたりすることで感染します。
症状は、発熱、倦怠感、腹痛、吐き気、頭痛などです。重症化した場合は、敗血症や髄膜炎を起こし、播種性血管内凝固症候群(DIC)や敗血性ショック、多臓器不全に進行して死に至ることがあります。
今までに報告されている患者数は非常に少ないことから、本病は極めて稀にしか発症しないと考えられます。しかし、高齢者など、免疫機能が低下している方は、発症した場合、重症化しやすいと考えられますので注意してください。
参考資料
イヌ・ネコの咬傷感染によるCapnocytophaga canimorsus敗血症の4症例(国立感染症研究所)
多発関節痛と発疹、肝障害を呈したCapnocytophaga canimorsus敗血症の1例(国立感染症研究所)
カプノサイトファーガ感染症に関するQ&A(厚生労働省)
動物由来感染症ハンドブック2024(厚生労働省)
似たページを探す
探している情報が見つからない
このページの作成者・問合せ先
大阪市 健康局健康推進部生活衛生課乳肉衛生・動物管理グループ
住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所2階)
電話:06-6208-9996
ファックス:06-6232-0364