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平成27年度 大阪市立環境科学研究所報告「事業年報」「調査・研究年報」

2023年12月27日

ページ番号:384757

平成27年度 大阪市立環境科学研究所報告「事業年報」および「調査・研究年報」を掲載します。

「事業年報」

「調査・研究年報」

調査・研究年報

  • 市販生食用カキにおけるウイルス汚染調査(2010-2011~2015-2016シーズン)(PDF形式, 446.40KB)

     2010-2011~2015-2016シーズンの期間に市販されていた国産生カキについて4種類のウイルス汚染状況を調査した。ノロウイルスは29.1%の生食用カキ、66.7%の加熱調理用カキ、サポウイルスは11.1%の生食用カキから検出された。A型肝炎ウイルスおよびE型肝炎ウイルスは検出されなかった。

  • 2015/16シーズンに大阪市で分離された季節性インフルエンザウイルス(PDF形式, 412.41KB)

     2015/16シーズンの大阪市内のインフルエンザは、流行開始時期は例年より1ヶ月程度遅かったが、流行ピークは例年と同様となった。分離されたインフルエンザウイルスは、AH1pdmが38.1 %、AH3が15.2 %、B/Yamagataが37.1 %、およびB/Victoriaが9.5 %となり、4種類の季節性インフルエンザウイルスの混合流行が認められたのは、2013/14シーズン以来であった。

  • 2015年に大阪市内の食中毒原因調査で検出された下痢原性微生物(PDF形式, 629.87KB)

     2015年に食中毒、有症苦情などで当研究所に検体が搬入された120件のうち、91件で下痢原性微生物が検出された。全国的な傾向と同様、ノロウイルス(44件)とカンピロバクター(34件)の検出が多く、これらを原因とする食中毒を予防するための対策が望まれる。

  • なにわ伝統野菜の栄養成分組成の解明(PDF形式, 684.99KB)

     大阪府・市においてなにわ伝統野菜の認定制度が設けられているが、その特性は明らかになっていない。今回、田辺大根、天王寺蕪、毛馬胡瓜、玉造黒門越瓜および勝間南瓜について、食品成分表に準じた項目の成分分析を行い、なにわ野菜は一般的な野菜と比較して、食物繊維の含有量が多いなど、いくつかの傾向がみられた。

  • 繊維製品中の有機スズ化合物分析における妥当性評価およびスクリーニング調査(2001-2013)(PDF形式, 497.04KB)

     2016年4月より家庭用品規制法のTBT、TPT試験法が改正された。我々は、すでにその試験法から精製工程を含まない分析法を繊維製品に適用してきた。そこで、これまでの分析法の妥当性を評価した。さらに、プラスチック安定剤に使用されるDBT、DOT中にTBT等が不純物として含まれるおそれがあることから、2001-2013年までこれらについてスクリーニング調査を実施した。

  • ELISA法による特定原材料(卵・乳・小麦)検査における測定の不確かさの推定(PDF形式, 548.60KB)

     市販の管理試料や標準品添加試料の繰り返し測定を行い、特定原材料のELISA分析における不確かさの推定を試みた。また、得られた不確かさを指標とした内部品質管理手法について検討した。標準添加試験の補正値を用いることで適正な真度と不確かさを得られ、試験室における分析値の品質管理が行える可能性を示唆した。

  • HPLCによる食品中の保存料の一斉分析法の検討(PDF形式, 584.47KB)

     保存料4成分(安息香酸、ソルビン酸、デヒドロ酢酸、プロピオン酸)の一斉分析法として、水蒸気蒸留─固相抽出─HPLCにおける最適条件について検討し、チーズの分析に適用した。シリカゲル基材SAX固相カートリッジの官能基をフッ素置換することで各成分は良好に保持され、HPLCの移動相にはpH4.0のリン酸緩衝液とアセトニトリルを用いたグラジエント分析により、25分以内で一斉分析が可能であった。チーズへの添加回収試験では、いずれの成分も良好な回収率が得られ、精度良く分析できることが示された。

  • 大阪市内における大気中ホルムアルデヒドおよびアセトアルデヒドの測定-2007-2015年における濃度変動-(PDF形式, 510.42KB)

     大阪市内において大気中ホルムアルデヒドおよびアセトアルデヒドの測定を2007- 2015年にかけて行った。調査期間でのホルムアルデヒドおよびアセトアルデヒドの平均濃度はそれぞれ4.3、4.8μg/m3であった。季節変動において冬に濃度が低く、夏に高い傾向があり、これは光化学反応による二次生成によるものと考えられた。

  • 池干しによる万代池の水質改善効果に関する検討(PDF形式, 590.95KB)

     富栄養化した万代池の水質改善策としての池干しの効果を判断するために室内実験を実施した。池干しを模した乾燥処理により万代池底泥からの窒素やリンの溶出が促進され、その溶出量はコントロールと比較して窒素で約20倍、リンで約3000倍であった。池干しは万代池の水質改善策として適切な方法ではないと考えられた。

  • 加熱脱着GC/MSを活用した作業環境測定―印刷工場での例―(PDF形式, 513.70KB)

     対象有機溶剤と類似した構造をもつ化合物が多量に含まれている場合の作業環境測定について、3つの分析法による併行測定を行った。その結果、今回の作業場では加熱脱着-GC/MS法を用いることで、良好な結果が得られることが分かった。

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このページの作成者・問合せ先

大阪市 健康局総務部環境科学研究センター

住所:〒537-0025 大阪市東成区中道1-3-3

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