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帯状疱疹

2025年4月15日

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※令和7年4月1日から、65歳の方などへの帯状疱疹ワクチンの予防接種が、予防接種法に基づく定期接種の対象となり、大阪市では一部費用助成を行います。詳しくは大阪市ホームページ「帯状疱疹ワクチン接種について」をご覧ください。

※帯状疱疹ワクチンに関するお問い合わせは、大阪市保健所感染症対策課(06-6647-0813)へお問い合わせください。

帯状疱疹について

帯状疱疹は水痘帯状疱疹ウイルスが原因で起こります。水痘帯状疱疹ウイルスに初めて感染すると水痘(みずぼうそう)を発症し、治ったあともウイルスが神経に長期間潜伏します。その後、加齢や疲労によって免疫が低下すると、ウイルスが再活性化することで、帯状疱疹を発症します。50歳代から増えはじめ70歳代でピークをむかえ、80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。

症状

  • 皮膚に分布している神経に沿って、水ぶくれを伴う赤い発疹が、身体の片側に帯状に現れます。通常、発疹の出現2日から3日前にかゆみ、もしくはピリピリとした痛みが現れ、初期は皮膚が赤く腫れます。1週間程度経過すると、水ぶくれが増え、発熱、頭痛、リンパ節の腫れなどの症状が見られることもあります。通常は、2週間から4週間ほどで水ぶくれが破れてかさぶたになり、皮膚症状がおさまります。
  • 合併症の一つに皮膚の症状が治ったあとにも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛(PHN)」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。この神経痛は3か月以上続く痛みで、帯状疱疹患者の10%から50%に出現し、高齢になるほど多くみられます。

周囲への感染について

帯状疱疹患者の水ぶくれには水痘帯状疱疹ウイルスが含まれており、水痘ワクチン未接種者など水痘の免疫を持たない人が接触すると、感染して水痘を発症することがあります。全ての水ぶくれがかさぶたになれば、周囲への感染力は無くなります。

治療

  • 治療の中心は、抗ウイルス薬の投与(アシクロビル、バラシクロビルなど)を行います。発疹が出てから72時間(3日)以内に治療を始めると効果が高く、重症化しにくくなります。
  • 重症例では入院して点滴治療を行う場合もあります。水ぶくれが破れた際は、化膿防止のため塗り薬を併用します。

予防

帯状疱疹は免疫力の低下によって発症するため、食事や睡眠をしっかりとるなど体調管理を心がけましょう。

帯状疱疹には発症予防に効果のあるワクチンがあります。詳しくは大阪市ホームページ「帯状疱疹ワクチン接種について」をご覧ください。

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このページの作成者・問合せ先

大阪市 健康局大阪市保健所感染症対策課感染症グループ

住所:〒545-0051 大阪市阿倍野区旭町1丁目2番7-1000号(あべのメディックス11階)

電話:06-6647-0656

ファックス:06-6647-1029

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