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帯状疱疹ワクチン接種について

2025年4月1日

ページ番号:644586

帯状疱疹
NEW 令和7年4月1日より高齢者の帯状疱疹ワクチンが定期接種になりました。

1. 病気について

 水痘帯状疱疹ウイルスに初めて感染すると水痘(水ぼうそう)を発症し、治った後もウイルスが神経に潜伏します。その後加齢や免疫低下によりウイルスが再活性化することによって帯状疱疹を発症し、80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。
 症状の特徴として、皮膚に分布している神経に沿って、水ぶくれを伴う赤い発疹が身体の片側に帯状に現れます。通常、発疹の出現2日から3日前にかゆみ、もしくはピリピリとした痛みが現れ、初期は皮膚が赤く腫れます。1週間程度経過すると、水ぶくれが増え、発熱、頭痛、リンパ節の腫れなどの症状も現れます。通常は2週間から4週間で水ぶくれが破れて痂皮化(かさぶたになる)し、皮膚症状がおさまります。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛(PHN)」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。

その他、周囲への感染、治療等に関することは「感染症別情報」をご参照ください。

2. ワクチンについて

 帯状疱疹ワクチンには生ワクチン、組換え(不活化)ワクチンの2種類があります。各ワクチンは、接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。

帯状疱疹ワクチンについて

生ワクチン
乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」
組換えワクチン
シングリックス
接種回数 1回 2回※1
接種方法 皮下注射 筋肉内注射
予防効果※2 接種後1年時点:6割程度
接種後5年時点:4割程度
接種後1年時点:9割以上
接種後5年時点:9割程度
接種後10年時点:7割程度
接種における注意 免疫不全状態、
薬剤治療等により免疫抑制状態
の方は生ワクチンを接種できません

※1 組換えワクチンは、2か月以上あけて2回目を接種します(標準的には2か月の間隔をおいて2回目を接種しますが、2か月を超えた場合であっても1回目の接種から6か月までに2回目を接種することが望ましいといわれています)。ただし、病気や治療により、免疫の機能が低下した又は低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。
※2 合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。

出典:独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 各社添付文書別ウィンドウで開く、第21 回厚生科学審議会予防接種 ・ ワクチン分科会予防接種基本方針部会ワクチン評価に関する小委員会資料より抜粋、厚生労働省ホームページ「帯状疱疹ワクチンについて別ウィンドウで開く

3. 副反応について

 ワクチンを接種後に次のような副反応がみられることがあります。これらの症状の大部分は、接種後数日以内に回復します。また、頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー(急性の強いアレルギー反応)、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。

帯状疱疹ワクチンの副反応について

主な副反応の発現割合

生ワクチン

組換えワクチン

70%以上

注射部位の痛み

30%以上

注射部位の赤み

注射部位の赤み、筋肉痛、疲労

10%以上

注射部位のかゆみ・熱感・腫れ・痛み・しこり

頭痛、注射部位の腫れ、寒気、発熱、胃腸症状

1%以上

発疹、倦怠感

注射部位のかゆみ、倦怠感、その他の痛み

4. 接種対象者

 令和7年度の定期接種対象者の年齢と生年月日は次のとおりです。
助成の対象となるのは令和7年4月1日から令和8年3月31日の間です。接種の機会を逃さないようご注意ください。

 1.令和7年度中に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上になる市民の方
 ※100歳以上の方については、令和7年度に限り全員を対象とします。
令和7年度から令和11年度の5年間は、経過措置のため対象者は5歳刻みとなり、令和12年度以降は、接種日時点で65歳の方のみが対象になります。

対象者の年齢と生年月日

65歳

昭和35年4月2日生~昭和36年4月1日生

70歳

昭和30年4月2日生~昭和31年4月1日生

75歳

昭和25年4月2日生~昭和26年4月1日生

80歳

昭和20年4月2日生~昭和21年4月1日生

85歳

昭和15年4月2日生~昭和16年4月1日生

90歳

昭和10年4月2日生~昭和11年4月1日生

95歳

昭和5年4月2日生~昭和6年4月1日生

100歳以上

大正15年4月1日以前に生まれた方

 2.60歳から64歳の方のうち、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)により免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障がいを有する市民の方(身体障がい者1級相当)

 ただし、1もしくは2に該当する方で自費での接種も含め、過去に生ワクチンを1回又は組換えワクチンを2回接種した方は助成を受けられません(過去に組換えワクチンを1回受けた方は、残りの1回分のみ助成の対象となります)。

5. 助成回数

助成回数について
 生ワクチン組換えワクチン 
 1回 2回

 接種を希望する場合、どちらかのワクチンを選択していただく必要があります。帯状疱疹ワクチンの交互接種(2種類の異なるワクチンを組み合わせて接種すること)はできません。

2回とも助成を受けるためには、遅くとも1回目の接種を令和81月末までにすませ、令和8年3月31日までに2回の接種を受けていただく必要があります。

 他のワクチンとの接種間隔については、「予防接種の接種間隔」をご覧ください。

6. 接種費用

次の接種費用を実施医療機関にお支払いください。

接種費用(自己負担額)

生ワクチン

組換えワクチン

4,500円/回

11,000円/回

 次に該当する方は、接種日当日に医療機関の窓口で確認できるものを提示(又は提出)することで、接種費用が免除されます。

(1)生活保護受給者の方
 保護決定通知書又は生活保護適用証明書などを医療機関でご提示ください。
(2)市民税非課税世帯の方(世帯員全員が非課税の方)
 介護保険料決定通知書(保険料段階が第1から第4段階の方に限る)、介護保険負担限度額認定証などを医療機関で提示してください。
(3)災害のために居住地において定期予防接種を受けることが困難な方
 保健福祉センターで申請し、予防接種実施願を医療機関に提出してください。

※以下の方は任意予防接種のため、接種費用は全額自己負担になります。
・年齢等が対象外の方の接種(「4.接種対象者」以外の方)
・定期接種期間外の接種
・年齢等が対象の方で、自費での接種も含め、過去に生ワクチンを1回又は組換えワクチンを2回接種した方の接種

7. 持ち物・申請書類

マイナンバーカードなど氏名・生年月日・住所を確認できる物を持参してください。
医療機関で「予診票」及び「予防接種実施申込書」をご記入ください。

8. 接種場所

各種予防接種委託医療機関について」ページをご覧ください。
取り扱いワクチンの種類は医療機関から提供のあった情報を掲載しています。

9. 予防接種の注意事項

予防接種の注意事項」ページをご覧ください。

10. ワクチンの説明書及びちらし

11. よくあるお問い合わせ

Q1.接種対象者に該当しますが、誕生日を迎えないと、助成を受けることができないのでしょうか。
A1.令和7年度の接種対象者に該当する生年月日の方は、誕生日を迎えていなくても実施期間内(令和7年4月1日から令和8年3月31日まで)は助成を受けて接種することができます。

Q2.
過去に帯状疱疹にかかったことがある場合、助成を受けることができますか。
A2.帯状疱疹は繰り返し罹患する場合もあるため、過去にかかったことがある方も接種対象者であれば助成を受けることができます。

Q3.
令和7年度の接種対象者ではありませんが、いつ接種対象者となりますか。(私は昭和32年8月生まれで今年68歳です)
A3.昭和32年8月生まれの方は令和9年度の対象になります。その他、令和8~11年度の助成対象の方は次の表をご参照ください。
   令和8年度から令和11年度の助成対象者 年齢早見表(PDF)

12. 関連情報

予防接種の総合案内

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このページの作成者・問合せ先

健康局大阪市保健所感染症対策課感染症グループ
住所:〒545-0051 大阪市阿倍野区旭町1丁目2番7-1000号(あべのメディックス10階)
電話:06-6647-0813
ファックス:06-6647-0803