19.瑞光(ずいこう)寺・雪鯨橋(せつげいきょう)
2022年12月9日
ページ番号:8665
東淀川区瑞光二丁目2
阪急電車「上新庄」下車 南東約300m
寺伝によると聖徳太子創建という。その後火災で衰微したが、寛永20年(1643)僧天然(てんねん)が指月寺として復興し、白隠(はくいん)禅師を座主とした。享保(きょうほう)14年に(1729)現在の寺名に改めた。
境内に鯨の骨を用いた橋、雪鯨橋がある。宝暦4年(1754)、当寺の潭住(たんじゅう)禅師が南紀太地(たいじ)浦(捕鯨で有名)に行脚したとき、不漁に泣く村長覚右衛門らの豊漁祈願の依頼をうけた。しかし、殺生が五戒の一つであるところから容易に承知しなかったが、懇望もだし難く祈願したところ漁獲が多くなった。村人はその後、謝恩として黄金30両と鯨骨18本を贈ったので、その骨をもって橋をつくったという。戦災で烏有に帰したが、昭和49年太地町の協力を得て復興した。

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