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コラム8 今川・十三間川・細江川のせせらぎ

2019年5月10日

ページ番号:9434

今川は古くから狭山池を水源に、水量も豊富に北流し、灌漑用に利用されながら平野川に合流していました。しかし大和川の付け替え(宝永元年、1704)で水源から分断され、水量も乏しくなった。
 一方、十三間川は逆に大和川が付け替えられてから掘られた堀川で、主に舟運や排水を目的にしていた。
 しかし、近年になって、いずれもその機能をなくし、水枯れしたり汚水が滞留するなどした。そこでせせらぎを復活させ、市民に憩いの場を提供することになった。
 今川のせせらぎは、平野下水処理場の第3次処理水が、十三間川には大和川の浄化水が導入されている。
 せせらぎは自然石や小橋、遊歩道の間を流れるよう工夫され、また多数の樹木も植えられ、河川環境の整備がはかられている。
 細江川は、かつて住吉大社の南側付近で池沼状になっていて、浅沢小野と呼ばれるかきつばたの名所であった。その情景を詠んだ歌が『万葉集』にも収録されている。川の上流部からは、平野処理場の浄化水が送水されていて、「万葉のゾーン」「遊びのゾーン」「四季のゾーン」を設け、ゆかりの歌碑を配し、かきつばたも見られるようになっている。

 

「十三間川のせせらぎ」の写真

十三間川のせせらぎ

「細江川のせせらぎ」の写真

細江川のせせらぎ

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