下大和橋(しもやまとばし)
2016年12月26日
ページ番号:22265
諸元・アクセス
橋長:37.2m
幅員:14.2m
形式:桁橋
完成:昭和62年
行政区:中央区
河川名:道頓堀川
アクセス:OsakaMetro堺筋線・千日前線 日本橋駅
近鉄日本橋駅 7番出口
およそ300m 徒歩5分
歴史・文化
東横堀川は上大和橋のすぐ下流で終わり、ここで川は直角に曲がって道頓堀川となる。道頓堀川の最上流に架かるのが下大和橋である。橋の名前の由来となった大和町は、東横堀川から日本橋筋付近までの東西に長い町で、金比羅詣の舟の発着場があり、参詣客相手の舟宿で大変賑わっていた。
また、下大和橋は正徳5年(1715)に初演された近松門左衛門の『生玉心中』の中で「大和橋出見世の場」の一場面になっていて「こころこころの、商(あきな)ひも、みな世渡りの大和橋、下行く水の泡よりも、色にぞ銀(かね)は消えやすく」と表現されている。
明治以降も木橋であったが、昭和3年に近代橋に架け替えられた。現在の下大和橋は昭和62年に完成し、橋面には植樹枡などが整備されている。
なお、明治36年(1903)に東横堀川の堀止付近(上大和橋・下大和橋の付近)に巡航船の乗船場ができ、最盛期には1日2万人もの利用客がある交通機関となったが、市電の拡張に伴い利用客は減り、大正3年(1914)には廃止された。
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