大和橋(やまとばし)
2016年12月26日
ページ番号:24086
諸元・アクセス
橋長:192.00m
幅員:9.50m
形式:斜張橋
完成:昭和49年
行政区:住之江区、堺市
河川名:大和川
アクセス:阪堺線 大和川駅 1番出口
およそ200m 徒歩3分
歴史・文化
現在の大和川の下流部は、江戸時代の中期に付け替えられたもので、大和橋は、そのとき紀州街道が大和川を渡るところに架けられた橋であった。
最初の大和橋は、大和川の開削と平行して工事が進められ、宝永元年(1704)九月、川の通水に先立って完成、渡り初めが行われ、十月には堺奉行の管理、つまり公儀橋となり、大和橋と命名されている。橋の規模は、橋長70間(137.9m)、幅員3間(5.9m)であり、以後この規模を守って維持補修がなされている。その後も洪水のたびに修復が繰り返され、明治2年には堺県の手によって架け替えられている。
この橋も明治18年の大洪水によって大きな被害を受けたため、大正5年には大阪府の手によってはじめて鉄橋に架け替えられたが、橋の規模は江戸期のものとあまり変わらなかった。その後、昭和14年に大規模な補修が行われ、橋桁にはⅠ桁鋼、橋脚には鋳鉄柱が用いられ、橋長は192mとなった。
現在の大和橋は、橋の老朽化と大和川の河川改修のために、架け替えられたもので、形式は3径間連続の斜張橋であるが、床版がコンクリートで設計上プレストレスしない合成桁の思想を取り入れた珍しいものである。
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