蜆橋(しじみばし)
2010年4月13日
ページ番号:31020
諸元・アクセス
行政区:北区
河川名:旧曽根崎川
アクセス:JR東西線北新地駅 11-43出口
およそ300m 徒歩5分
京阪中之島線 大江橋駅 5番出口
およそ350m 徒歩6分
文化・歴史
曽根崎川はかつて堂島川から分かれてここから南よりのところを東西に流れ、俗に蜆川(しじみがわ)ともいわれていた。元禄年間に河村端軒がこの川を改修してから堂島新地・曽根崎新地が開かれた。
そのころの新地の茶屋は蔵屋敷や商家の人々の集うところとして親しまれ、このあたりからは北野や中津の田畑越しに北摂の山々が遠望でき、夏の夕べには涼み船がこの川からこぎ出たという。
近松門左衛門の作品の中には、惣島新地・曽根崎新地を部台にしたものがあり、中でも「心中天網島」(1720年の作)の一節名残の橋づくしには、当時曽根崎川に架けられていた難波小橋・蜆橋・桜橋・緑橋・梅田橋の名がたくみに取り入れられている。
しかし、この曽根崎川も明治42年(1909)の北の大火後に上流部、ついで大正13年(1924)には下流部が埋め立てられ、昭和20年(1945)の戦災でこのあたり一帯は焼失したが、今日では北の新地としてにぎわいを取り戻している。
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