夫婦橋(めおとばし)
2018年4月3日
ページ番号:31034
諸元・アクセス
行政区:北区
河川名:旧天満堀川
アクセス:OsakaMetro堺筋線 扇町駅
4番出口 およそ50m 徒歩1分
文化・歴史
夫婦橋は、旧天満堀川が天神橋筋と交差するところに架けられていた。堀川は、当初豊臣秀吉時代の慶長3年(1598)に一部が開削され、その後天保9年(1838)に扇町から東北へ延伸された。夫婦橋は、この堀川の延伸に伴って架けられたものである。延伸前、ここに女夫池という池があった。この名の起こりについては二説あるが、その一説に、昔この辺りに仲睦まじい若夫婦が住んでいた。訳あって、夫は妻に三年間待ってほしいと言い置いて他国へ出かけた。期限が過ぎても帰ってこないので、妻は思い余って池に身を投げて死んだ。その後、夫が戻ってくるが妻の死を知り、後を追って入水して果てた。世人これを哀れんで女夫池と呼んだという。
天満堀川延伸により、池は埋められ能勢家の邸と妙見堂が建てられた。縁日には、この「夫婦池の妙見さん」は参詣人で大変賑わったという。
夫婦橋は、昭和4年に一径間鋼鈑桁の近代橋に生まれ変わった。戦後、堀川は環境が悪化したので、埋め立てられることになり、川筋は阪神高速道路の高架橋の下に入り、この辺り天保9年に開削された所も昭和47年には平面道路となり現在に至っている。
延宝3年(1675)に出版された「芦分船」という書物の中に、若くして死んだ夫婦を哀れんで詠まれた句がある。
水もらぬ 契りのすえはくびたけに おもひ志つみし女夫池かな
探している情報が見つからない
このページの作成者・問合せ先
大阪市 建設局道路河川部橋梁課
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北2丁目1番10号 ATCビルITM棟6階
電話:06‐6615‐6818
ファックス:06-6615‐6582