道頓堀川・東横堀川のさらなる水質改善に取り組みます
2014年11月14日
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「水の都」大阪を代表する道頓堀川では、来年の道頓堀川開削400周年にあわせてイベント等が予定されており、多くの市民や観光客で賑わう魅力ある観光スポットとしていくためには、道頓堀川とそれにつながる東横堀川の水質改善が非常に重要となっています。
道頓堀川・東横堀川の水質改善の取り組み
道頓堀川・東横堀川では、現在、潮の干満を利用した水門操作により、比較的きれいな大川の水を取り込むことで、水質浄化を図っています。
また、大阪市では、市域の約97%を合流式下水道により整備していることから、雨の強さが一定の水準を超えると、雨水とともに汚水の一部が直接放流されるという課題があり、東横堀川・道頓堀川においても、降雨のたびに下水が流れ込み、水質汚濁の原因の一つとなっていました。
建設を推進してきました「平成の太閤下水」が今年度から供用開始することとなり、下水の放流がほとんど無くなります。
併せて、今年度より、川底に溜まった泥をしゅんせつすることにより除去していきます。
とんぼりリバーウォークや遊覧船など、人と川との距離が一層近いものとなる中、近隣の中浜下水処理場に導入する膜分離活性汚泥法(MBR)による超高度処理水を活用して、さらなる水質改善に取り組んでいきます。
道頓堀川・東横堀川の水質改善の取り組み
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「膜分離活性汚泥法(MBR)」の概要
中浜下水処理場は通水後50年以上が経過し、老朽化に伴う設備更新に合わせて膜分離活性汚泥法(MBR)による超高度処理を導入していきます。
- 膜分離活性汚泥法とは、非常に小さな穴を持つ「膜」により、汚水中の汚濁物や細菌を分離する処理方法です。
- 透視度が高く、大腸菌がゼロになるなど、非常にきれいな処理水が得られます。
- 通常の下水処理に比べ、施設のコンパクト化・省スペース化が可能となります。
この膜分離活性汚泥法による超高度処理水を水質改善に活用し、大川の水をうまくブレンドすることにより、川底が見えるくらいのきれいな川にしたいと考えています。
膜分離活性汚泥法(MBR)の概要
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大阪府内河川の類型指定について
河川の水質の環境基準としては、府内では山間部を流れる河川においてA類型がありますが、それらを除くとB類型以下となっています。
現在、道頓堀川、東横堀川はB類型に指定されていますが、さらなる水質改善の取り組みにより、市内には無いA類型の水質を、道頓堀という都心部においてめざしていきます。
大阪府内河川の類型指定について
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このページの作成者・問合せ先
大阪市 建設局下水道部調整課事業計画担当
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