淀川左岸線(2期)建設中区間での新技術の実証フィールド提供にかかる取組状況について
2025年2月27日
ページ番号:644869
大阪市では、万博時に万博会場までのシャトルバス等のアクセスルートとなる淀川左岸線(2期)建設中区間を、SDGsの達成に資する新技術を実証するための「未来社会の実験場」のフィールドとして提供し、多様な共創チャレンジの創出や活動を行う民間企業等を支援しています。(詳細はこちらをご覧ください)
申請のあった事業者の取組状況について、概要とともにご紹介いたします。

「光ファイバセンシングによる次世代道路・交通管理技術の開発」
- 事業者
鹿島建設株式会社(関西支店)
- 実施期間
令和6年5月から令和7年10月まで(準備期間含む)

開発の背景
人の移動や物流を担い、安心・安全な社会生活を支える道路は、最重要な社会インフラであることは論をまちません。しかしながら、インフラを維持し、運用管理する担い手の不足は深刻さを増し、インフラの維持に伴う環境負荷の低減にも配慮していく必要があります。道路インフラを今後も安定的に維持し、合理的に運用していくには、省人力かつ環境に優れた道路・交通管理技術が必要です。
そこで、道路に光ファイバを神経として敷設することで、ひずみや温度、振動を常時リアルタイムに分布計測して、道路の健全性や交通状況、気象の変化に伴う路面の状態などを全線で常時モニタリングすることが可能となります。これにより、合理的な維持管理による安心安全で環境負荷の小さい道路インフラや、人口減少にも耐える先端的な道路物流の実現が期待されます。

技術の概要
光ファイバセンサは、細径・軽量・長寿命で電磁気ノイズの影響を受けず、数kmにわたって光ファイバの全長に沿って、数cm~数m感覚でひずみ・温度・振動の分布情報を得ることができます。そのため、道路構造の内部に光ファイバを埋め込んでおくことにより、目に見えない変化を長期にわたり、網羅的に把握することができます。次世代の道路モニタリング技術として、光ファイバセンサケーブルを舗装構造内に敷設することによって、多機能な道路モニタリングを行います。

現在の状況
光ファイバ敷設作業が完了し、モニタリング中
「光ファイバセンシングによる次世代道路・交通管理技術の開発」
CC(クリエイティブコモンズ)ライセンス
におけるCC-BY4.0
で提供いたします。
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このページの作成者・問合せ先
大阪市 建設局臨海地域事業推進本部淀川左岸線2期建設事務所設計課
住所:〒553-0005 大阪市福島区野田6丁目2番16号
電話:06‐6466‐2180
ファックス:06-6466-2195