大阪市街路樹・公園樹マネジメント戦略

　大阪市では、令和7（2025）年11月に「大阪市街路樹・公園樹マネジメント戦略」を策定しました。

　街路樹・公園樹は、都市景観を形成するとともに、市民生活に憩いや潤いを与えるなど、都市の価値を高め、市民生活を支える重要な都市インフラです。

　一方、植栽後、時間が経過し、根上りや樹勢不良などの樹木の生長に伴う課題が顕在化している中、植栽環境にあわせた適切な維持管理が必要となっています。

　また、気候変動や異常気象の顕在化、災害の激甚化・頻発化などの社会情勢の変化を踏まえ、都市インフラである街路樹や公園樹が、都市の安全性や快適性の確保などにおいて担う役割は、これまで以上に重要性を増しています。

　本戦略では、本市の街路樹・公園樹が抱える課題を抽出し、道路や公園の魅力向上につながる樹木の保全育成に取り組むための街路樹・公園樹のあり方や目標、基本方針を示すとともに、街路樹・公園樹の魅力を高める方策、取組について示しています。

　今後、本戦略に基づき、本市の街路樹・公園樹を健全に育成し、樹木が本来持つ機能を十分に発揮させるよう維持管理に取り組むとともに、地域の住民や事業者の皆様とともに、樹木を育んでいけるよう、市民や事業者等との連携を推進し、健全で活力のある街路樹・公園樹の育成をめざしていきます。

本戦略は、大阪市緑の基本計画〈2026〉の基本理念である「みどりの魅力あふれる大都市・大阪～だれもが住みたい・働きたい・訪れたいと思う“みどりの都市”へ～」の実現に向け、街路樹及び公園樹の管理にかかる方針等を定め、その適正な管理を行うことを目的とするものです。

　大阪市が管理する道路及び公園における街路樹・公園樹の管理に関する戦略です。

　大阪市みどりのまちづくり条例や「大阪市緑の基本計画〈2026〉」の理念を反映するとともに、道路法と都市公園法に加えて、国の技術的な助言である道路緑化基準や都市公園技術標準を参考に作成しています。

令和8年（2026）年度から令和17（2035）年度までの10年間