阿武山学園整備事業
2024年12月5日
ページ番号:641114
概要(説明)
阿武山学園は児童自立支援施設として、非行や家庭環境その他の理由により生活指導を要するこども達に対して、心身の健全な育成を図り、自立のための支援をする児童施設です。当学園では、児童がヒートアップした場合、新たに設置した観察寮でその対応(クールダウン)を行い、脱暴力を徹底します。また児童の安定的な受け入れを達成し、児童自立支援施設としての社会的役割を果たしていきます。 また被虐待児童だけではなく性問題を抱える児童のケア、そして卒園児のアフターケアを強化することで、退園後の再犯率を減少させ、非行児童の立ち直りを強化していきます。
発端(きっかけ)は何?
近年、被虐待、知的・発達障がい、愛着障がいなど複数の問題を抱える児童や、性加害・性被害、他の施設で不適応を起こした指導困難児童の入所が急増しています。そのため観察寮を設置し、ヒートアップした児童のクールダウンを図り、脱暴力を徹底していきます。厚生労働省が強化を促す、きめ細かい指導やアフターケアを推進するために、専門員や心理士の増員を行っていきますが、また、施設内での性暴力等の防止を図るため、各寮舎のトイレ・風呂の個室複数化を行い、阿武山学園の機能強化を図ります。
今後の予定は?
令和7年度まで観察寮のリース契約を継続し、事業完了となります。
令和7年度以降、観察寮は大阪市所有となります。
どこまで進んでいるのか?
平成27年度 観察寮完成
平成28年度 建替え 仮設建物基本図面作成
平成29年度 建替え 仮設建物建設 新本館実施設計
平成30年度 建替え 旧建物解体撤去 新本館工事開始
令和元年度 建替え 新本館完成 仮設建物解体撤去
令和2年度 3寮舎のトイレ・風呂個別複数化実施設計
令和3年度 3寮舎のトイレ・風呂個別複数化実施、
他4寮舎のトイレ・風呂個別複数化実施設計
令和4年度 他4寮舎のトイレ・風呂個別複数課実施