阿弥陀池
2019年1月9日
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阿弥陀池
あみだいけ
分野/部門
記念物/史跡
所有者
宗教法人 和光寺(わこうじ)
所在地
大阪市西区北堀江3
紹介
和光寺境内の北側にある阿弥陀池は、仏教伝来の際に百済からもたらされた仏像が排仏により沈められた「難波の堀江」(なにわのほりえ)にあたるという伝承がある。
和光寺が建立される元禄11年(1698)以前から、仏教伝来の聖地として信仰を集め、大坂の名所のひとつとなっていた。
東西29.4m、南北18.8mで、周囲には五輪塔を巡らせて高欄(こうらん)とし、縁は花崗岩の石積みで囲み、中央には小堂をまつっている。
旧の小堂は戦災で焼失し、石積み部分に改修の手が入っているが、寛政8年(1796)の『摂津名所図会』(せっつめいしょずえ)に描かれている、聖地として信仰を集めていた池の様子がよく今に伝わっている。