道修町文書 一括(7,749点)
2024年1月15日
ページ番号:9167
道修町文書
どしょうまちもんじょ
分野/部門
有形文化財/歴史資料
所有者
道修町資料保存会
所在地
大阪市中央区道修町2
紹介
道修町一帯はくすりの町として知られ、江戸時代から薬種商(やくしゅしょう)が集中して店を構えていた街区である。長崎に輸入された唐薬や諸国で生産された和薬を市中や全国に販売する中継点として機能し、大坂の重要な産業のひとつとなっていた。
享保7年(1722)には、和薬の集中的な管理を意図した幕府の命によって株仲間が組織され、以降、薬種商の組合が自律的な組織として機能しながら、地域に根ざした産業を担い、現在に至っている。
道修町文書は、組合の会所が置かれた少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)に伝来した明暦4年(1658)から昭和19年(1944)までの薬種商組織にかかわる文書群で、株仲間の結合や発展を物語る全国的にも稀な史料である。