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重誓寺真宗関係史料 一括(2点)

2019年1月9日

ページ番号:9216

重誓寺真宗関係史料

じゅうせいじしんしゅうかんけいしりょう

絹本著色方便法身阿弥陀如来画像1幅、紙本墨書重誓寺縁起1巻

分野/部門

有形文化財/歴史資料

所有者

宗教法人 重誓寺(じゅうせいじ)

所在地

大阪市旭区中宮2

紹介

重誓寺真宗関係史料 方便法身阿弥陀如来画像の写真

 本願寺教団は8世門主蓮如(れんにょ)の時代に摂津・河内地域に教化を広げ、後の大坂本願寺となる大坂御坊を開いた。
 その後を継いだ9世実如(じつにょ)の時代である16世紀前半は、在地に勢力が浸透し、拠点となる惣道場が次々に開かれた時代である。本願寺教団は惣道場に、本尊となる画像や名号を下付(かふ)した。
 重誓寺に伝来する方便法身阿弥陀如来画像(ほうべんほっしんあみだにょらいがぞう)は、そのような事例が在地に伝来した希少な事例である。裏書から永正年間(1504~21)に実如が下付した本尊であることが分かる。
 中世の市域東北部を指す呼称である「榎並」(えなみ)の文字が宛所に残る。
 在地の歴史資料で中世にさかのぼるものは市内では非常に少なく、貴重な資料である。

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