木造阿弥陀如来立像(超願寺) 1躯
2024年1月15日
ページ番号:9220
木造阿弥陀如来立像
もくぞうあみだにょらいりゅうぞう
分野/部門
有形文化財/美術工芸品[彫刻]
所有者
宗教法人 超願寺(ちょうがんじ)
所在地
大阪市浪速区元町1
紹介
法量 : 像高 77.2cm

来迎印を結ぶ阿弥陀如来立像で、快慶の作風を踏まえた安阿弥様(あんなみよう)の作例である。寄木造の玉眼像で、肉身部、衣部ともに漆箔をほどこす。
低い肉髻(にっけい)、面長で目尻の上がった意志的な表情、衣摺(きぬずれ)を細かくあらわした動きのある衣文(えもん)は、鎌倉時代の特色を示す。鋭い彫り口や写実的な表現から、13世紀中頃の制作と考えられる。
足ホゾに鉄棒を用い、足裏にも漆箔をほどこすという、後の歯吹阿弥陀(はぶきあみだ)に通じる構造を示す。
保存状態は良好である。
用語解説
玉眼(ぎょくがん) 木彫像において、眼の内部をくり抜き眼球状の水晶を嵌め込んだものを玉眼と呼ぶ。これに対し、眼を彫り出してあらわしたものを彫眼と呼ぶ
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