金臺寺の建築群(本堂、庫裏、書院、山門、鐘楼、観音堂、地蔵堂) 附 棟札4点
2019年1月9日
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金臺寺の建築群(本堂、庫裏、書院、山門、鐘楼、観音堂、地蔵堂) 附 棟札4点
こんたいじのけんちくぐん(ほんどう、くり、しょいん、さんもん、しょうろう、かんのんどう、じぞうどう)つけたり むなふだ4てん
分野/部門
有形文化財/建造物
所有者
宗教法人 金臺寺(こんたいじ)
所在地
大阪市天王寺区下寺町1
紹介
大阪城城下町における寺町のうち、下寺寺町は江戸時代に遡る建築がまとまって残っている地区である。その中で金臺寺は、本堂が明暦2年(1656)頃の創建であり、市内の浄土宗本堂としては最古のものである。
建物内部は内陣を閉鎖的な空間とし、周囲の開口部も蔀(しとみ)とする古い形態であった。庫裏(くり)も玄関を別棟とせず一体として取り込む古式である。また鐘楼(しょうろう)、観音堂、地蔵堂、山門も、江戸時代中期から末期のものであり、各時代の特徴をよく表している。境内に観音堂や地蔵堂のような持仏堂を祀ることも特徴のひとつである。
このように金臺寺の伽藍(がらん)を構成する建築群は、江戸時代初期以降の建築がまとまって保存されていて、寺町にある寺院の特徴、および伝統的景観をよく伝えるものとして貴重である。
棟札は、本堂の創建および改修の経過を知る上で貴重である。
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