木造薬師如来坐像(正祐寺) 1躯
2019年1月9日
ページ番号:74301
木造薬師如来坐像
もくぞうやくしにょらいざぞう
分野/部門
有形文化財/美術工芸品〔彫刻〕
所有者
宗教法人 正祐寺(しょうゆうじ)
所在地
大阪市天王寺区上本町7
紹介
法量:像高 35.0cm

生玉神宮寺の新蔵院と観音院の後身である正祐寺に伝来する。
脇侍を伴わない単身像で、彫眼である。肉身部、衣部はともに漆箔で覆われる。熟練した彫技によるもので、目尻の上がった意志的な相貌、動きのある巧みな衣文の表現、大きく張り出した膝前部分は、鎌倉彫刻の特徴を示す。
構造は、頭部は一木造、体部は一木割矧造と、頭体で異なるが、一具と思われる。なで肩の体躯は体奥も深く、像高35cmという小像ながら、堂々とした造形である。
制作年代は鎌倉時代、13世紀後半に遡ると考えられる。
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