木造一字金輪三尊坐像(西願寺) 3躯 附 1躯
2019年1月9日
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木造一字金輪三尊坐像
もくぞういちじきんりんさんぞんざぞう
大日如来坐像1躯、愛染明王坐像1躯、不動明王坐像1躯 附 木造仏眼仏母坐像1躯
分野/部門
所有者
宗教法人 西願寺(さいがんじ)
所在地
紹介
法量 : 総高 大日151.2cm 不動113.1cm 愛染108.2cm

西願寺は元禄3年(1690)の建立で、当初は浄土宗寺院であったが、大阪の廻船商人である飯田直好が再建し真言律宗となった。飯田直好は浪速戎島の人で、「苫屋」という廻船問屋を営んだ、近世中期の著名な大阪商人である。
西願寺の本尊である一字金輪三尊像は、仏前の仏眼仏母像とともに構成される、立体の一字金輪曼荼羅の中尊である。
いずれも玉眼を嵌入した寄木造の彩色像である。台座と光背も一具のもので、台座の銘および保存修理の際に中尊胎内から発見された納入品の願文から、延享5年(1748)に直好が造立し、大阪仏師草花政信・正信の作であることがわかる。
近世中期の在銘彫刻で、当時の大阪商人の信仰の一端を顕著に示す史料である。
(左が愛染明王坐像、中央が大日如来坐像、右が不動明王坐像)
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