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紙本著色一心寺縁起絵巻 1巻 附1冊

2019年1月9日

ページ番号:117704

紙本著色一心寺縁起絵巻

しほんちゃくしょく いっしんじえんぎえまき

分野/部門

有形文化財/美術工芸品[絵画]

所有者

宗教法人 一心寺(いっしんじ)

所在地

大阪市天王寺区逢阪2

紹介

法量 : 35.9×1235.6cm
 紙本著色一心寺縁起絵巻の写真

 詞書と絵からなる縁起絵巻で、四天王寺草創に始まり、一心寺の開山法然が草庵を結び、法然と後白河法皇の日想観、法然と明恵の対話、さらに中興開山存牟本誉の日想観や入寂など、11の場面を描く。
 年紀はないが、巻末に「現住乗誉」が元禄5年(1692)に一心寺大額を賜ったという記述がある。乗誉は17世紀末から18世紀初頭に住持を務めたとされることから、元禄5年以降あまり隔たらない時期に制作された縁起と考えられる。
 絵師の記載はないが、寺伝では画僧明誉古間(1653~1717)の作と伝えられており、画風もその作風に似ることから、古間作と考えられる。まとまった一心寺の縁起としては最も古いものである。
 この他の一心寺の縁起としては、天保4年(1833)の「新撰記録中阪一心寺由緒略縁起」1冊が残る。

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